映画『忍びの国』大ヒット祈願報告会イベントが26日、東京都内で行われ、出演者の大野智、石原さとみ、伊勢谷友介、鈴木亮平と中村義洋監督が出席した。
和田竜氏による同名ベストセラー小説を映画化した本作は、天正伊賀の乱を題材に、織田軍と伊賀・忍び軍との合戦をダイナミックに描く戦国エンターテインメント。
この日は、都内最古の寺である浅草寺で大ヒット祈願を行い、国の重要文化財に指定され、普段は非公開で中に入ることができない伝法院内でイベントを実施した。
皆そろっての和装での登場に、大野は「こういう所は機会がないと来られないですから。歴史ある場所で、時代を越えて立たせてもらってありがたいです」と感想を述べた。
石原は「こういう形でのヒット祈願は初めてだったのでちょっと緊張しました。新鮮というかすごく身が引き締まる思い。皆さんが焼香を終えたぐらいから、全ての煙が私のところに来て息を吸うのも大変だった」と振り返って笑いを誘った。
伊勢谷は「石原さんが晴れ女らしくて、梅雨なのにこんなに晴れた。明るく天気がいい中で皆さんにごあいさつできてたいへん良いこと」と感謝した。
最後は、4人と監督が浅草寺のおみくじを引いて運試し。まず中村監督が凶、続いて鈴木も凶を引き、「でもこれがスタンダートの量らしい。ほかのお寺は割りとサービスしているらしいですよ。今日が月曜なので、ここから公開日の土曜までは5日間ある。今日が凶なだけで、ここから上がるしかないという感じだと思います」とポジティブに語った。
3人目の伊勢谷が吉を引いて盛り返すも、内容が芳しくなかったようで「願望はかなえられますが、遅くなってからでしょうだった。家を買ったばかりなのに、引っ越し良いでしょうって書いてある」とがっくり。続く石原も吉、最後の大野も吉を引いて“3勝2敗”とし、伊勢谷が「勝ち越したってことですよ」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
大野は「いいけど中途半端だな。大吉が良かったな」と首をかしげつつ、大ヒットと挙げた願望は「かなえられますが、大きな願いは駄目でしょう(と書いてある)。大ヒットになればいいなぐらいで、あまり大きく考えちゃ駄目なんですね」と納得。「ちょうど1年前に撮影開始して2カ月半、皆でやってきて今までにない忍者映画になったと思う。ぜひ見てください」と呼び掛けた。
映画は7月1日からロードショー。
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