手順としては、インターネットブラウザでアカウント登録して、購入金額決めて、購入方法決めて、銀行かコンビニで払って、完了。30分もあれば使える状態までもっていけます。

アカウント登録はブラウザから名前や電話番号を入力。18歳以上じゃないと作れません。よくあるショッピングサイトとかの登録みたいな感じ。で、登録が完了するとよくある自動で送ってくるメールの確認みたいなのをやって、バーチャルカードがすぐ作れます。普通のクレジットカードと同じく、16ケタの番号や3ケタのセキュリティコードを持っていて、有効期限は1年、カード名義人は適当に自分で決められます。

カードを作る時に購入する金額は、3000円、5000円、10000円、20000円、29000円で、手数料が一律200円です(Vプリカを運営しているのはライフカードなので、ライフカードで購入すると手数料は無料になります)。目的に合わせて金額を決めて、購入します。お金はコンビニ支払か銀行振込。コンビニ支払の場合、購入決定時にメールで送られる決済番号をコンビニの端末に入力してレジで会計、というパターンです。払ったらすぐにバーチャルカードが使えます。

便利安全安心なのは確かで、使いすぎや誤操作とかもあるアプリ購入やオンラインゲームの決済、そして純粋に不安な海外のサイトなんかでは活躍します。だけど一方で、またアカウントとパスワードかよ…という思いはある。バーチャルカードにだって名前や電話番号とかは登録してるんだし、ごちゃごちゃとたくさんアカウントがある人生に飽き飽きしてる人も多いかもしれない。

まあだけどインターネットで出来ることが多くなって、それを全部従来のカード1枚にリスク集中させたり、逆にクレジットカードを何枚も持つのに比べれば、アカウント管理コストぐらいは大したことないかなという印象です。

そもそもインターネットのおかげで身軽に簡単に色々なサービスを利用できるようになったのに、ペイパルなどの電子マネーがそこまで完全には普及してないっていう今の状況が色々トラブルになっている。その前の時代は全部クレジットカードでやってたけど、そんなに気軽に決済をすることはなかったし、ネット決済を使用する頻度も少なかったよね。いつか電子マネーの定番が決まって、日本でも広く普及すればこういうことで困らなくなるかもしれないけど、身の回りのペイパル人口とか見ると、結構それは先になりそうかな、と思います。

Vプリカの場合は、身近なコンビニなどで、現金で買い切ってネット決済に使用できる、というところまでは満たしているので、まあまあしばらくは便利に使えそうかなという感じです。「自分が意図して払った枠以上の請求が発生しない」ということと、「身近な場所ですぐに払える」ということだけあれば、僕はそこまでしょっちゅう使わないので良いなと思いました。ちなみに、使わない間はアカウントにセキュリティロックをかけたりもできます。

海外ではプリペイドのクレジットカードがiTunesカードみたいに店頭でよく売ってて、プレゼントとかによく使われるそうです。Vプリカもプレゼント用で買うこともできるみたい。日本はそこまでカード社会じゃないですけど、ネットスーパーなんかを利用する人も多いですし、そのうち店頭でプリペイドカードが買えたりするかもしれませんね。

関連リンク
Vプリカ公式サイト[http://vpc.lifecard.co.jp/index.html]
NETELLER公式サイト
[http://www.neteller.com/ja/]

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関連リサーチ
ネットショッピングの決済、よく利用するのは?[ http://ure.pia.co.jp/articles/-/7717 ]

かやま・てつ 漫画家、ゲーム作家。自作のインディーズ出版者ごっこ「ドグマ出版」で自分に漫画新人賞を与えてデビュー。著書に『ランチパックの本』など。mixiやmobage、GREEなどのゲームアプリや、iPhone向けのゲームも制作。公式HP