クリスチャン・ツィメルマン (c)KASSKARA/DG クリスチャン・ツィメルマン (c)KASSKARA/DG

世界最高峰のピアニストのひとり、クリスチャン・ツィメルマンが、11月から12月にかけて日本公演を開催。生誕150周年を迎えたフランスの作曲家ドビュッシーの楽曲を演奏する。

「クリスチャン・ツィメルマン 2012年 日本公演」の公演情報

1956年ポーランド生まれのピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンは、1975年のショパン国際ピアノコンクールで当時の史上最年少(18歳)で優勝。その後、世界の名門オーケストラとの共演、名ホールでのリサイタルを積み重ね、現在世界で最も優れたピアニストのひとりに数えられている。

理想の音楽に対して妥協を許さない完璧主義者として有名で、そのこだわりは、自身が所有するピアノをレパートリーに合わせて調整し、各地のホールに持ち込んで演奏することからも窺える。また一度のコンサートにつき入念な準備を要するため、年間の演奏回数は約50回に制限。毎回熟成されたその演奏は、圧倒的な説得力をもってファンの心を惹きつけている。

近年の日本公演では、ルトスワフスキ、バツェヴィッチ、ショパンと、同郷ポーランドの作曲家のアニバーサリーにちなんだプログラムを披露してきたツィメルマンだが、今回の日本公演で演奏するのは、生誕150周年のドビュッシー。プログラムは、晩年の傑作「12の練習曲」などを予定している。世紀の名盤と賞賛される1991年録音「ドビュッシー:前奏曲集」から約20年の時を経て、円熟を極めた名手の演奏が、究極のドビュッシーを届けてくれるに違いない。

「クリスチャン・ツィメルマン 2012年 日本公演」は、11月18日(日)から12月12日(水)まで、全国11公演を開催予定。東京・神奈川公演のチケットは、7月21日(土)10時より発売開始となる。また一般発売に先駆けて、東京公演(サントリーホール・東京オペラシティ)のインターネット先行を7月20日(金)23時まで受付。

◆クリスチャン・ツィメルマン 2012年 日本公演
《生誕150年記念 オール・ドビュッシープログラム》
11月18日(日) 愛知県芸術劇場 コンサートホール(愛知県)
11月24日(土) 石川県立音楽堂 コンサートホール(石川県)
11月25日(日) 兵庫県立芸術文化センター(兵庫県)
11月27日(火) 川口総合文化センター リリア(埼玉県)
11月29日(木) 武蔵野市民文化会館(東京都)
12月1日(土) 新潟市民芸術文化会館(新潟県)
12月4日(火) サントリーホール(東京都)
12月8日(土) ミューズ(所沢市民文化センター(埼玉県)
12月9日(日) 横浜みなとみらいホール(神奈川県)
12月11日(火) 東京オペラシティ コンサートホール(東京都)
12月12日(水) すみだトリフォニーホール(東京都)