FinePix Z1100EXR

富士フイルムは、タッチパネルを採用したスリムなコンパクトデジタルカメラ「FinePix Z1100EXR」を、8月11日に発売する。カラーは、コーラルピンク、カーキ、ピンク、ホワイトの4色。価格はオープンで、実勢価格は3万円前後の見込み。

35mmフィルム換算で28~140mm相当の屈曲型・フジノン光学式5倍ズームレンズと、有効画素数1600万画素で原色フィルターを採用する「EXR CMOSセンサ」を搭載。超解像ズームで、10倍ズームまで高い解像感を実現する。また、シーンに合わせて103パターンから自動的に最適な撮影条件を選び、あらゆるシーンで高画質な撮影ができる「プレミアムEXR AUTO」を搭載する。

3.5型ワイド・タッチパネルは、画面にタッチするだけでピントを合わせ、シーンに最適な撮影条件を設定してシャッターを切る「タッチEXRオート」に対応。また、画像再生時にカメラを縦にすることで、上下2画面に分けて別々の画像を表示し、それぞれ独立して操作できる「2画面サクサク再生」機能を利用することで、大量の画像データのなかから簡単に目的の写真を見つけることができる。

本体前面のレンズ脇にある「自分撮りミラー」で、位置を確認しながら撮影できる。さらに、設定した人数の顔を認識すると自動的にシャッターを切る「自分撮りタイマー」や、二人の顔が近づくとシャッターを切る「恋するタイマー」などのセルフタイマーを併用することで、手軽な自分撮りに対応する。このほか、人物画像にレタッチを施す「フェイスレタッチ」機能も搭載している。

「ポップカラー」「ハイキー」「トイカメラ」「ミニチュア」「ダイナミックトーン」「パートカラー」の6種類のフィルターによって、モニタ画面で効果を確認しながら撮影できる「アドバンスフィルター」機能を搭載する。

スマートフォンやタブレット端末用アプリ「FUJIFILM Camera Application」で、スマートフォンやタブレット端末に一度に最大30枚の画像を送ることができる。高遠赤外線通信(IrSimple/IrSS)機能を搭載する携帯電話への画像送信にも対応している。

「FUJIFILM Camera Application」は無料でダウンロードでき、スマートフォンやタブレット端末での画像の閲覧や、画像のカメラへの取り込み、カメラへの位置情報の送信、カメラを向けた方向にある周辺ランドマークまでの距離や方向を表示する「ARランドマークナビ」機能、現在地から撮影場所までの距離や方向を確認できる「フォトコンパス」機能などを備える。

画像受信専用アプリ「FUJIFILM Photo Receiver」をスマートフォンやタブレット端末にインストールすることで、「FUJIFILM Camera Application」をインストールしたスマートフォンなどから送った画像を受け取ることができる。

対応メディアは、SDXC(UHS-I対応)/SDHC/SDカードで、内蔵メモリは約70MB。サイズは幅102.1×高さ59.7×奥行き18.3mmで、重さは約157g。