製品発表会のタッチ&トライコーナーに展示された「HUAWEI MateBook X」と「HUAWEI MateBook E」

ファーウェイ・ジャパンは7月4日、世界第3位のスマートフォンメーカーとして培ってきたノウハウを生かした同社初の13インチのクラムシェル型ノートPC「HUAWEI MateBook X」と2in1 PC「HUAWEI MateBook E」を7月7日に発売すると発表した。

「HUAWEI MateBook X」は、ファンレス設計の薄さ12mmのスリムな小型ボディに、解像度2160×1440、画面比率3:2の2Kディスプレイ、インテル Core i7/i5プロセッサ、512/256GBのストレージ、PCでは世界で初となる「Dolby ATMOS Sound System(ドルビーアトモスサウンドシステム)」を搭載。本体はA4クリアファイルよりも小さく、重さもわずか約1.05kg。付属のポケット・チャージャーも151gと、一般的なノートPC用のACアダプタよりも軽く、自宅外に持ち出して使うモビリティを追求した。

「PCは音質が悪い」というイメージを覆す「HUAWEI MateBook X」の「ドルビーアトモスサウンド」は、ドルビーとファーウェイがソフトウェアだけでなく装置設計から共同開発したもの。2つのモーターを持つ専用スピーカーや大音量での音のひずみを抑える制振材といったハード面と精密にチューニングしたソフトウェアを組み合わせ、内蔵スピーカー、ヘッドホンどちらでも、臨場感あふれるサウンドを楽しめるようにした。

また、一般的なPCのように2段階認証ではなく、スマホと同じようにワンタッチでWindowsにログインできる電源ボタン一体型指紋センサを採用。スリープ状態からは約1.9秒、電源オフからでも約9秒で立ち上がる。キーボードは、快適に入力できるキーピッチの広いフルサイズのアイソレーションキーボードを採用し、水に濡れても安心な防滴仕様も施した。

バッテリ駆動時間は約10時間。カラーはプレステージゴールド、スペースグレー、ローズゴールドの3色。表面処理には、6月に発売した最新スマホ「HUAWEI P10 Plus/P10」と同じサンドブラスト処理、エッジ部分にはダイヤモンド・カット処理を施し、高級感と持ちやすさを両立させた。

税別の実勢価格は、Core i7/SSD 512GB/オフィス搭載モデルが20万1800円、同スペックのオフィスなしモデルが17万3800円、Core i7/SSD 256GB/オフィス搭載モデルが17万2800円、オフィスなしモデルが14万4800円。

一方、2in1PCの「HUAWEI MateBook E」は、使いやすさとタイピングの正確性を追求し、専用のキーボードカバーを一新。「HUAWEI MateBook X」のキーボード部と同じ、防滴構造のアイソレーションキーボードとなり、最大160度まで無段階で角度調整ができるようになった。表面は滑らかになり、タッチパッド部分は14%大型化。脱着機構の見直しとマグネットパワーの強化によって、取り外しもしやすくなった。

解像度2160×1440、12インチのタッチパネル対応液晶ディスプレイ、インテル Core i5/m3プロセッサ、256GBのストレージを搭載した本体部分の薄さは6.9mmで、重さは640g。カラーはシャンパンゴールド、チタニウムグレー、付属のキーボードカバーはブラウン、ブルーの2色。

バッテリ駆動時間は約9時間。税別の実勢価格は、Core i7/SSD 256GB/オフィス搭載モデルが16万1800円、オフィスなしモデルが13万3800円、Core m3/SSD 128GB/オフィス非搭載の最安モデルは9万2800円。別売アクセサリ「MateDock 2」は7300円、2048レベルの筆圧感知に対応し、プレゼンテーション時に便利なレーザーポインタやプレゼンテーションコントローラ機能を備えたスタイラスペン「MatePen」は7800円。