お盆休みや子どもの夏休み中、夫の実家に子連れで帰省するママも多いのではないでしょうか。久々の孫との再会にきっとお義母様も大喜びするでしょう。

でも、お嫁さんであるママはちょっとした気遣いでその後の良い関係性が築けたり、そうでなかったりします。

ママにとってお姑さんは血がつながっていない関係。そして、付き合いもたった数年しかありません。その上、同居していなければ帰省の時「あれ、何か違う」と感じることもたくさんありますよね。

そこで今回は、帰省時に気を付けたいあれこれを『1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話しします。

言葉遣いに気をつけよう

お姑さんがあなたに気を使って「変な距離感を作らないように、他人行儀なよそよそしい態度はしないように」そんな最大限の気遣いで、こんな風に話しかけたとしましょう。

「○○さん(お嫁さんの名前)、先にお風呂に入ってね」
「○○さん(お嫁さんの名前)、そろそろご飯にする?」

「そろそろご飯にしますか?」の丁寧語ではなく、いわゆるフレンドリーな“ため口”で話しかけてきました。

そんなとき、それにつられてあなたが

「うん、じゃあ先に入るね」
「うん、ご飯にしたい~」

こう返してしまうと「ちょっと失礼な言葉遣いをする嫁だ」と内心思われてしまいます。

お姑さんは、あくまでもご主人様のお母様、それも人生の先輩である年上の人。友達言葉で話しかけられたとしても、あなたは“です・ます調”の丁寧語で答えましょう。

失言に要注意!

相手によりけりですが、褒め言葉で言ったつもりが、相手には皮肉に聞こえるフレーズがあります。疎遠だったり、関係性があまり良くなかった場合は尚更です。

例えば、「お若く見えますね」「スリムですね」です。

「え、その言葉の何が気に障るの?」と思うかもしれませんが、実は「お姑さんを見てあなたが何か評価する」ということ自体を不快に感じる人もいるのです。

また、捻くれた見方をする人は、こんなふうに思うかもしれません。

  • お若く見えますね=若作りしている。暗に年寄りと言われているよう
  • スリムですね=痩せこけていていると言われているよう

けれども、嫁に対してはこうであっても、ご主人の血が半分混ざっている孫は可愛いものです。
そこで、主語を孫にして、次のように言ってみてはどうでしょうか。

「○○(子どもの名前)が『お祖母ちゃんはママのお姉さんみたい』と言っていたんです。お義母様は本当にお若いですものね」
「○○(子どもの名前)が『お義母様はスリムでカッコいい』と言っているんですよ」

このような言い方ならば、お姑さんも気を悪くすることはないでしょう。

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