ジャック・ニコルソン主演、スタンリー・キューブリック監督で大ヒットした『シャイニング』に、プレクェルと続編の話が同時浮上している。続編小説は確実なようだが、プレクェル映画はまだ構想の段階だ。

1980年の『シャイニング』は、ホラー・ミステリーの傑作として映画史上に名を残す作品。30年以上たつ今になって、ワーナー・ブラザースは、この作品の前章に当たるプレクェル映画を考え始めているようだ。スタジオ側は「公式ではない」と主張しているが、すでに『ブラック・スワン』『ゾディアック』を書いたブラッドリー・フィッシャーや、『アバター』『シャッター アイランド』のレータ・カログリディスに脚本についての打診をしているらしい。

一方で原作者スティーブン・キングは、すでに続編の執筆を完了。『Doctor Sleep』というタイトルで、アメリカでは来年1月に出版される予定だ。映画化権はまだどこも取得していないが、時間の問題と思われる。続編とプレクェル、どちらが先に出来るのか、またジャック・ニコルソンが演じた狂気の男ジャックの若き日あるいは老後の姿を演じるのはどの俳優になるのか、気になるところだ。

文:猿渡由紀

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