『ロック・オブ・エイジズ』で伝説のロック・スターを演じたトム・クルーズ (C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.

トム・クルーズ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズらが出演するミュージカル映画『ロック・オブ・エイジズ』で、クルーズが久々にワイルドで過激な役柄に挑んでいる。愛娘スーリちゃんもその姿を見てショックを受けたというクルーズの今回の役柄は“伝説のロックスター”だ。

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本作は1980年代のハリウッドを舞台に、成功を夢見て奔走する若者たちの姿を、数々のロックナンバーを交えて描いた作品で、クルーズが演じているのは伝説のスター、ステイシー・ジャックスだ。露出度の高い衣装とタトゥーと濃いメイクでキメているジャックスは、つねにセクシーな美女を連れ、時間など守るはずもなく、どんな予定も急にキャンセル、ライヴの時間になっても楽屋にひきこもり、酒びたりの毎日を送っている。そのあまりにも“やり過ぎ”なビジュアルのインパクトは大きく、撮影中のセットを訪れたクルーズの愛娘スーリちゃんが大ショックを受けたという報道も流れた。

過去には、非道なヴァンパイアや、女の落とし方を伝道して回る男なども演じてきたクルーズだが、ここ数年、彼は米国諜報機関のエージェントや、南北戦争の英雄、子を守るために戦う父親など、善人で完璧なキャラクターを演じることが多かった。しかし本作でクルーズは、数か月に及んだというボイス・トレーニングとレッスンで生歌披露に備える“優等生”ぶりをキープしたまま、ワイルドなカリスマ・スター役を見事に演じている。

『ロック・オブ・エイジズ』
9月21日(金)全国ロードショー

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