そんな彼女たち、清純派ヒップホップアイドルを標榜するだけあって、ステージングはシリアスというよりもキュート。ところどころに振り付けもあったりして、アイドルらしいアイドル感もしっかりと持ち合わせております。ファンキーな楽曲「perfect☆キラリ」なんてキラキラ感満載で、彼女たちにぴったり。その作詞を担当しているのが、ラップグループ「餓鬼レンジャー」のポチョムキンだっていうのは、意外な事実!後で調べてびっくりしました!同時にポップなだけじゃなく、ハードに攻めているトラックもありまして、特に「ルービックキューブ」のFragment remixはエレクトリックで複雑系ビートなトラックに、6人のキュートなラップが乗るというなかなかミスマッチな面白さ。最後は「プチャヘンザ!」でシメだったんですが、このときとかファンサービスしまくりの握手しまくりで、ここらへんもすっごくアイドルらしい!なんつーか、この独特のバランスが彼女たちの面白みなんでしょうね。そして、その微妙なラインが、ヒップホップとポップの微妙な合間をすり抜けていくtofubeatsの作家性とリンクするというか…オーディエンスも相当盛り上がってました!tengal6として上がる最後のステージまで秒読み状態だったこの日、彼女たちはtengal6としての自分たちを、思い切り楽しもうとしているように見えました。