(左から)ジェレミー・レナー、松雪泰子

全世界で約1000億円を超える大ヒットを記録したアクション映画シリーズの最新作『ボーン・レガシー』がついに完成し、2日に都内で完成披露試写会が行われた。上映前には初来日を果たした主演のジェレミー・レナーが舞台あいさつに登壇。「コンニチハ、今日は来てくれてありがとう。映画を楽しんでください」と日本語であいさつし、「実は昨晩に来日して以来、取材で大忙しなんだ。僕が日本で目にしたのは空港とホテルの部屋、それに僕のまぶたの裏側さ」とジョーク交じりのボヤキ節を披露した

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本作でレナーが演じるのは、“アウトカム計画”と呼ばれる肉体改造計画によって、たぐいまれな戦闘能力を身につけた最強の暗殺者アーロン・クロスだ。ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)が活躍した前3作の“同じ世界・同じ時系列で展開されていた別の物語”に焦点を当てる内容にレナーは「大きな違いは、アーロンが自分の正体を知っているということなんだ。彼が巻き込まれる陰謀もよりスケールアップしている」と自信のアピール。

もちろん、ハードなアクションをこなすため自身の“肉体改造”も求められたが、本作に出演する前にトム・クルーズと共演した『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』、弓矢の名手“ホークアイ”を演じた『アベンジャーズ』と既にアクション大作をこなしており「いい準備期間になったよ。『アベンジャーズ』の撮影が終わった3週間後には、この作品の撮影が始まったからね。ごまかしが利かない“ボーン”シリーズには、やはり肉体作りが必要なんだ」とレナー。実際、大役のプレッシャーを感じる暇もなかった様子だった。

また同日、女優の松雪泰子が、アーロンと行動を共にする女医のマルタ(レイチェル・ワイズ)の日本語ボイスキャストを務めると発表され、松雪本人もサプライズで登場。「声だけの表現はとても難しいが、だからこそあえて挑戦した。アーロンの魅力は精神的な強さ」と松雪。一方のレナーは「美しすぎて、声だけの出演はもったいないね」と上機嫌。さらに松雪が「もし続編があるなら、最強の刺客を演じたい」と提案すると、レナーは「賛成だよ。彼女が相手なら、僕はボコボコにされてもいい」とすっかりその気だった。

『ボーン・レガシー』
9月28日(金)より、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー