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ロンドンブーツ1号2号の田村淳=ボーカルhaderuが率いるヴィジュアル系バンドjealkbの年に一度のランキングライブ「二十薔薇ノ推曲 2012」が8月4日、東京・Shibuya O-EASTにて行われた。

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“年に一度、ジュアラー(ファン)が決めるセットリスト”と銘打ち、ファン投票上位20曲をカウントダウン形式で発表する本ライブ。2010年から続く夏の恒例行事で、過去2回ともギターのedieeがリードボーカルを務める『ト或コイ』が1位を獲得してきた。

今年も熱狂的なジュアラーが見守る中、カウントダウン開始。18位にスカパンクロック『虚無感狂想曲』がランクインすると、haderuは「ここ(ライブ序盤)でこの(盛り上がる)曲を演奏するのはもったいない」とファン投票の結果に驚きを隠せない様子。

11位のポップなダンスチューン『傷心マキアート JKB5 ver.』では、楽器やマイクを置いたメンバーが息の合ったダンスを披露。8位に入ったデビュー前制作のバラード『HONEY』をしっとりと演奏すると、haderuが「elsaと俺で、楽屋でつくった歌。この曲を歌うと結成当時を思い出す」と曲の誕生秘話を明かした。6位にはジュアル警備員の『ドレミファ薔薇シド』もランクイン。ハードなナンバーに会場はヘッドバンギングで応えた。

途中、haderuとhidekiによるコントが披露されると、会場は爆笑の渦に。コミカルなパフォーマンスに歓声は一層大きくなり、ライブ終盤に向け会場は一体となった。

待望のベスト3は驚きの結果に。生きる不安と希望を歌う『Fly』が3位にランクイン。2連覇した『ト或コイ』がなんと2位になり、会場はどよめいた。栄えある1位は、haderuがボーカルのスカナンバー『恋する日曜日』が奪取。haderuは「3年越しの1位! やっと1位だぜー!」と叫び、盛り上がりは最高潮に達した。

11月にワンマンライブ「御久薔薇ノ湾満」の開催を発表され、今後の活動への期待も高まったアンコールではジュアラーのためにつくった『jealize』、GReeeeNプロデューサーJIN提供の骨太な新曲『DEAD ROCK』(10月発売のコラボアルバム『V?』収録)、力強いギターリフが夏らしい『super special summer』でひと夏のイベントを締めくくった。

尚、1位の『恋する日曜日』のライブ音源は、8月7日(火)17:00から2週間限定で無料配信される。

取材・文:石川 香苗子

■対バンライブ「異色薔薇ノ歌合戦」追加公演

■ワンマンライブ「御久薔薇ノ湾満」
11月10日(土)東京・Zepp Tokyo