『リンカーン/秘密の書』 (C)2011 Twentieth Century Fox

ティム・バートンが製作を、『ウォンテッド』や『ナイト・ウォッチ…』で知られるロシアの鬼才ティムール・ベクマンベトフが監督を務めるアクション超大作『リンカーン/秘密の書』について、バートン、ベクマンベトフ監督、そして原作と脚本を手がけたセス・グレアム=スミスが語る特別動画がこのほど公開された。

『リンカーン/秘密の書』特別映像

本作は、奴隷解放を訴え、南北戦争を戦ったアメリカ第16代大統領リンカーンに知られざる“別の顔”があったという大胆な設定を用いて、彼と恐るべきヴァンパイアの壮絶な戦いが描き出すアクション超大作だ。

「リンカーンの人生を調べれば謎に満ちた男だったと分かる」と語るスミスは、“アメリカ大統領”と“ヴァンパイア・ハンター”というふたつの設定を結びつけることで、新たなキャラクターを想像しながら同時に、これまであまり知られてこなかったリンカーンの魅力を比喩的に描き出した。スミスは以前より「彼は由緒ある家の出身でもなければ、裕福でもなかった。幼い時に母を亡くし、愛する人を次々と失った。彼は教育もなく、ただ自分の強い心だけを武器に大統領になり、アメリカを救ったんだ」と語っていた。ベクマンベトフ監督も映像の中でこの設定を採用したことで「大統領になった男の人間的な側面を見れるんだ」と解説する。

3人が本作を通じて描こうとしたのはリンカーンこそが“アメリカ初のスーパーヒーロー”ということだ。バートンはリンカーンを「バットマンやコミックの主人公のようなスーパーヒーローだ」と言い、ベクマンベトフ監督も「19世紀のバットマンだ。心の奥に秘めた強さがある」と付け加える。特別映像は3人が本作について、主人公リンカーンについてじっくりと語り合う様子と、マント、帽子、斧で“ヒーロー”となったリンカーンが闇の世界でアクロバティックなバトルを展開する映像で構成されている。

『リンカーン/秘密の書』
11月1日(木) 全国ロードショー
※3D/2D同時公開