今回私がやらせていただく“タイガー・リリー”の役は、今までのどの役とも違っていて、今、難しさを実感してます。でも難しいからこそ、すごくいい経験になるんじゃないかなって、思っています。

ーータイガーリリーは、インディアンのプリンセスなんですよね。

はい。今は、試行錯誤しながら立ち稽古中です。(編集部註:取材日は7/7)

まだ完全には整っていないんですが、役の難しさを感じながらお稽古してます。

ーーこれまでになかった“難しさ”がある?

そうですね。演出家の藤田(俊太郎)さんに

「佐江ちゃんのそのままでやっていいよ」

って、言われるんです。だけど、今はまだ、どうやっていくかをさぐりながらやっているという感じで。

インディアンの役なので、台詞もこれまでの台詞とは違っているんです。何ていうのかな…。

ーーインディアン語、ですか?

そうですね。

単語と単語をつなげたような台詞というのかな。だから、いつものまま「そのままでやっていいよ」って言われていても、それが難しいというか。

タイガー・リリーは“凛”としていて、“芯の強い”女性なんです。

ーーこれまでは、宝塚出身の役者さんも、タイガー・リリーを演じていらっしゃいましたよね。

そうですね。

バックナンバー