左から、山田孝之、大島優子(AKB48)

累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』の公開を記念し、11日、都内で高校生限定のティーチイン試写会が開催された。上映後には主演の山田孝之と、ヒロイン役で共演する大島優子(AKB48)が出席し、映画のテーマである“お金”や“人生”について、高校生からの質問に答え、「お金を最終目標にはしてほしくない。お金は自分の夢や、やりたいことへの中間に位置するもの」(山田)、「私自身もこの映画からガムシャラに生きることの大切さを感じました。過激な作品ですが、皆さんにとっての道しるべになれば」(大島)とメッセージを送っていた。

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本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマを訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。山田がTVドラマから主演を続投し、大島は母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーター役で新境地を開いた。

ある男子学生から「人気者になりたいので、アドバイスがほしい」と発言すると、山田は「人気者、なりたいですか? ならなくていいと思うし、注目されると面倒くさいですよ」と思わず本音が。それでも「周りが見えないくらい何かに打ち込んで“面白い人”になれば、自然と人気者になれるかもしれない」と助言。一方の大島は「すっごく日焼けするのはどうですか? きっと周りのみんなは『どうしてそんなに日焼けしているの?』って聞いてくるはず。安易な答えですみません」と恐縮していた。

また将来の方向性に不安を感じるという女子高生に対しては「好きなことを追及して、そこを活かしてみるといい」(山田)、「私自身、好きなことをやらせてもらっているので恵まれていると思う。すごくまれなことだと思いますけど」(大島)。「ここ最近の一番大きな買い物は?」の質問に、山田が「去年やっと車を手に入れた」、大島が「実印を買いました」と答え、プライベートな一面も垣間見せていた。

『闇金ウシジマくん』
8月25日(土)全国ロードショー