「書いて、話す」を繰り返すだけ

Best Teacherのしくみはシンプルだ。自分の教科書をつくる「テキストチャットレッスン」と、そこで身に付けた表現を実践する「ビデオチャットレッスン」をスキマ時間に繰り返すだけ。具体的には、テキストで書き出した会話文を講師に直してもらったあと、音声を吹き込んでもらい、正しい表現と発音を知ってからスカイプで会話をする。最初からリアルな会話をするのではなく「英語が口から出てこない」という前提からスタートする。

優秀な講師陣を揃えていることも特徴のひとつだ。フィリピンの学生が多いとされるスカイプ英会話とは異なり、Best Teacherはアメリカ英語のネイティブや現役英会話スクール講師などを採用している。日常会話程度の英語ではなく、社会人に必要なビジネス英語を着実に学べるようなしくみが作られている。

また、どうしてもパソコンの前に長時間拘束されるスカイプ英会話に対し、Best Teacherでは生徒も先生もお互いのスキマ時間を活用するため、時間や場所的な制約はほとんどないのも嬉しい。スクールに通うことなく英会話のレッスンができる。

宮地さんによると受講生の大半は社会人がメインで、主婦層も比較的多いそう。また海外在住者で、英語力を早急に上げたいという人も使っているのだとか。日常的な英会話学習用というだけではなく、長期出張や急な海外赴任の場合にも役立ちそうだ。

大事なのは「やりっぱなしにしない」こと

Best Teacherを運営する宮地さん
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まったく新しい英会話学習法を考え付き、サービス化にいたった宮地さんに、効果的な英語学習法について伺ってみた。

――力のつく英語勉強法を教えて下さい
宮地さん:単語や文法を押さえることと、PodcastやTEDを大量インプットすることと、Best Teacherなどでアウトプットすることの3つを、同時並行で進めることです。これで限定されたシチュエーションであれば、短期間で間違いないく話せるようになります。

――Best Teacherを使った英語学習法を教えて下さい
宮地さん:テキストチャットレッスンでの講師とのやりとりと、その添削文の復習と、ビデオチャットレッスンでの実践を、それぞれ時間をとってじっくり1つ1つやることです。急いでレッスンをすすめていっても、やりっぱなしになってしまいますので、1つ1つの会話文を大切に扱う必要があります。

英語とダイエットは似ていると話す宮地さん。仕事の関係から生活リズムが崩れて、英会話スクールに行かなくなってしまう人は多い。毎日少しずつでも学習し続けることが語学力アップへとつながる。忙しい日々を過ごしている人でも、細切れ時間に取り組むだけで英語学習のできるBest Teacherはオススメだ。ぜひ一度使ってみてほしいと語っていた。

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