『ミュージカル 宮』で二度目の皇太子役に挑むソンモ(超新星) 撮影:アライテツヤ 『ミュージカル 宮』で二度目の皇太子役に挑むソンモ(超新星) 撮影:アライテツヤ

人気ドラマの世界を歌とダンス満載で舞台化した『ミュージカル 宮』。東京では2回目となる公演が、9月1日(土)より東京・五反田のゆうぽうとホールにて開幕する。「立憲君主制が続く韓国の、飛び切り素敵な皇太子と平凡な女子高生が結婚したら?」という設定のハートフルでコミカルなこのミュージカル。昨年12月の公演に続いて、主人公の皇太子シンを演じる、人気グループ・超新星のソンモに話を聞いた。

超新星ソンモのインタビューの写真

同作は、ソンモにとって初挑戦となったミュージカルだ。「昨年、このミュージカルに主演できたことは個人的に、一番のいい思い出になりました。舞台での本格的な演技は初めてだったので、実力不足のところで思わずアドリブをしてしまったこともありました。でも、ファンのみなさんが応援や笑顔で反応してくれて、とても勇気が出ました。今でも『また観たいなぁ』という手紙をもらいます」と笑顔を見せた。

若くして皇帝になることを決められているシンは、周りにいる人々にも心を開かないクールな人物。そのイメージはどこか自身と重なるところがあるという。「僕が超新星の中で担当するイメージとシンのイメージが近いので『似合う』と言われました。あまり喋らないし、無表情なところが……(笑)。セリフも誰かが喋った言葉に応えるものが多く、表情があまり変わらなくても『そのままでいいよ』って」。

2010年秋にソウルで初演され、再演を重ねるごとにバージョンアップしてきた同作。今回は美術などをリニューアルし、より立体的で美しい舞台となるという。また、SUPER JUNIORのカンインが新たに加わり、ダブルキャストでシン役を演じる。「カンインさんとは共通の友達がいて、ご飯を食べに行ったりしたこともあります。最初の稽古の日に会ったので、隣に座って、僕が『このシーンはこうした』『このシーンはこんな雰囲気でこういうアドリブをした』という話をしました」と明かしてくれた。

グループでの活動も続くハードスケジュールの中、演出家との“男の約束”を守るために出演を決めたというソンモ。最後にファンに向けてのメッセージをもらった。「みなさん、男前ソンモです! みなさんのおかげで今年も『ミュージカル 宮』の主人公を演じられることになってとても感謝しています。今回のチケットが100%売切れになったら来年も絶対やります! だから、たくさん応援してくださいね。いい思い出を作りましょう」。

このインタビューの全文は雑誌「韓流ぴあ 9/30号」(8/22売り)に掲載予定。

取材・文:佐藤 結