走ることよりも大切な、地図を読む力

晴天に恵まれた長野県白馬。イベントセンター内には朝からテント設営の音が聞こえてきます。レース開始は10時(2日目は9時)、皆、早朝から移動してきて、レースにそなえます。会場内には様々なショップが出ており、音楽も流れて陽気な雰囲気に。

参加者たちは事前に配布された地図を見ながら、どのようにコースどりするかを作戦会議。しかし、この時点では通るべきチェックポイントの点数が不明(点数はチェックポイントごとに10〜70で設定)。ですので、スタート直前の得点表配布のタイミングで、最終的なコースを決めるのです。

同イベントには自転車の部もあり、ランナーと一緒にスタートします。個人的には自転車もとても楽しそうだったので、次回は自転車エントリーも視野に入れています。

スタート30分前になるとブリーフィングが行われ、得点表も配布されます。どのチームも急いでコースを再設定。地図を読み、より多くの点数を稼ぐためにはどのようなコースが最適なのかを話し合います。この設定をミスしてしまうと、とんでもなく効率の悪い走り方になってしまうので、どのチームも真剣。

そんなこんなでスタート位置に誘導され、いよいよレースの始まりです。

今回設定されたチェックポイントの獲得のためには、山の中や街の中を走ります。泥道やアスファルトを柔軟に走り抜ける必要があるのです。

なかでも大変だったのが、地図を見ながら走るという行為。普段、スマホ+イヤホンで道案内されながら走ってるので、これに慣れてしまうと、地図の読み込みが本当に大変。

目的地はわかるけども、現在地がわからない、というシチュエーションが度々発生しました。こういった何気ないことに気づけるのも、同イベントの魅力と言えるでしょう。

10.20.30……70と、様々なポイントを獲得して、制限時間の15時(2日目は13時)までにフィニッシュ地点にまで戻る。少しでも遅れると減点の対象になるので、14時になると、次のポイントを目指すべきか、今すぐフィニッシュ地点に戻るべきか迷います。