「ザ・マクロス原画展」入口にあるマクロス30周年年表

1982年の放送開始から、現在まで人気を集め続けているマクロスシリーズ。そのマクロスの原画展が、8月10日から東京・西武池袋本店の西武ギャラリーにて開催中だ。

マクロスシリーズは、1982年に放映開始された「超時空要塞マクロス」から続くSF・ロボットアニメシリーズ。それぞれの作品でバルキリーと呼ばれる可変戦闘機と歌、そして登場人物が織り成す恋愛ドラマが重要な部分を占めている。特に1作目「超時空要塞マクロス」は、「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」等とともに80年代前半のアニメブームを牽引したと並び称される。最新テレビシリーズは2008年放映開始の「マクロスF」で、こちらも劇場版が前編「イツワリノウタヒメ」、完結編「サヨナラノツバサ」として公開されるなど、30年経った今でも人気は世代を超えて受け継がれている。

「マクロス30周年記念 ザ・マクロス原画展」と題されたこの原画展は、「超時空要塞マクロス」のテレビ放送開始から30周年を記念して、マクロスシリーズを支えてきたトップクリエイター達の珠玉のアート作品にスポットを当てた展示会。原画、セル画、貴重な設定資料、フィギュア、美術ボードのほか、原画展のためにイラストレーターが描き下ろした新作イラストなど、300点以上を公開している。これら展示物の見どころを、「マクロスF」登場キャラクターのシェリル・ノーム(CV:遠藤綾)とランカ・リー(CV:中島愛)が紹介する音声ガイド(別料金)も用意されており、ファンにはたまらないつくりになっている。アート作品のほかにも、会場限定オリジナルグッズの販売や、中島愛などスペシャルゲストによるサイン会やトークショーといったイベントも開催される。

なお10月20日(土)からは、マクロスシリーズの最新映像作品「マクロスFB7 オレノウタヲキケ!」が公開される。こちらは1994年に放映開始された「マクロス7」のTVシリーズをリマスターし新たに再構築、そこに「マクロスF」の完全新作映像を加えひとつに融合させた、まったく新しいエンターテインメント作品とのこと。全国17館にて10月20日(土)よりイベント上映。

「マクロス30周年記念 ザ・マクロス原画展」は8月22日(水)まで、西武池袋本店 別館2階=西武ギャラリーにて開催。開館時間は10時~20時(入場は閉場の30分前まで、最終日22日(水)は17:00閉場)。入場料は一般700円、大学生・高校生500円、中学生300円、小学生以下無料。チケットぴあでは、原画展の金属しおり付チケット2000円と、特製カンバッヂ付チケット700円を、最終日の22日(水)15:00まで発売中。こちらの特典は、当日会場では購入できないものとなっているので、この機会をお見逃しなく。