『ミリオンダラー・カルテット』来日目前! このキャストがすごい

2012.8.21 18:00配信
リーヴァイ・クライス リーヴァイ・クライス

9月5日(水)より東京・東急シアターオーブにて、ブロードウェイミュージカル『ミリオンダラー・カルテット』が上演される。開幕を前に、キャストのひとり、リーヴァイ・クライスに注目が集まっている。

アメリカ国外のツアーにオリジナル・キャストが参加するのは珍しい。しかもクライスは、この作品で2010年のトニー賞最優秀助演男優賞に輝いたパフォーマーだ。トニー賞受賞者が受賞作品で来日するという異例のケースに、胸を高鳴らせるミュージカル・ファンは少なくないだろう。

ロックの歴史を語るとき、忘れてはいけない音源がある。1956年12月4日、テネシー州メンフィスのサン・スタジオ。このスタジオのオーナーであり、後に“ロックンロールの父”と呼ばれるサム・フィリップスのもとに、若き4人のアーティストが集まって、一夜限りのレコーディング・セッションが行われた。4人とは、エルヴィス・プレスリー、カール・パーキンス、ジョニー・キャッシュ、ジェリー・リー・ルイスのこと。『ミリオンダラー~』はその史実に基づいた物語で、観客にとっては、奇跡のコラボレーションをライブとして追体験できる趣向がうれしい。

クライスは、『火の玉ロック』で知られるシンガーソングライター、ジェリー・リー・ルイスの役を演じている。ピアノが壊れるかと思うほどパワフルな演奏は、ルイス本人を模したものだが、クライスのパフォーマンスは度を越えて激しい。「ピアノを飛び越え、着地してから演奏したり。おかげで3度も膝の靭帯を手術することになってしまった」と苦笑しながらも、「この作品のためなら、手加減はしたくない」と言い切る。恐れを知らぬ彼の情熱はまさに、ロックンロールを生み出した人々のエネルギーと変わらない。

アメリカ国内の公演では「若い観客の反応が良くて驚いた」とクライスは言う。「彼らのことをまったく知らない若者たちが、自分たちが聴いているロックのルーツはこうだったんだな、と目をキラキラ輝かせながら観てくれる。保守的だった時代に、表現する自由を貫いた彼らの反骨精神は、今見てもかっこいいと思います」。

あのセッションがなければ今の音楽シーンはなかった、とまで言われている。それが真実ならば、すべてのロック・ファンにとって本作が持つ意味はあまりにも大きい。オランジーナプレゼンツ ブロードウェイミュージカル『ミリオンダラー・カルテット』は9月5日(水)から17日(月・祝)まで東急シアターオーブ、9月20日(木)から22日(土・祝)まで大阪・オリックス劇場にて上演。チケットは発売中。

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