『インディ・ジョーンズ』ブルーレイ・ボックス発売記念会見の模様

『インディ・ジョーンズ』ブルーレイ・ボックスが9月14日(金)に発売されることを記念して、現地時間16日に米サンフランシスコの郊外にあるスカイウォーカー・ランチで記者会見が行なわれ、視覚効果を担当したデニス・ミューレンと音響効果を担当したベン・バートが登場した。

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『インディ・ジョーンズ…』は、考古学者インディ・ジョーンズの冒険を描く大人気シリーズ。今回リリースされるブルーレイ・ボックスは全5枚組で、『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』はスティーヴン・スピルバーグ監督の監修の下で完全リストア(修復)された版で登場。『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』と『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』はデジタル・リマスター版で収録され、約7時間の特典映像が収録される。

全4作のうち、『…魔宮の伝説』の視覚効果を担当したミューレンは、クライマックス付近に登場するトロッコのシーンについて「意外にも予算があまりない映画だったから、ミニチュアのセットを使って、スチ-ルカメラで撮影するというアイデアを思いついて、みんなに喜ばれたよ。約90メートルにも及ぶ坑道を作らなくて良くなったから、ずいぶんお金を節約できたんだ」と振り返り、「ハリソン(・フォード。インディ・ジョーンズ役)が旅客機に乗ったとき、ライフ誌を持ったスパイが写るだろ。あれが私なんだ。とても奇妙な経験だったよ。いつもはカメラの後ろにいるのに、その日はカメラの前に座り、ハリソンと肩を並べた。『一体、私は何をしているんだ?』って、自分にツッコミを入れたよ。ただ、もっと大きい役かと思ったけど、意外に小さな役で悔しかったね」と笑顔を見せた。

また、シリーズ全作で音響効果を担当しているバートは「トロッコの音は、夜のディズニーランドで収録したものを使ったんだ。閉園後のディズニーランドにお邪魔して、音楽を消してもらい、照明を付けたスペース・マウンテンやビッグサンダー・マウンテン、マッターホルンに乗って録音した。乗り物の舞台裏が全部見れて、興味深かったね。それから、この劇場があった場所は何もなかったから、爆発音を録音するためにいろいろなものを爆破させ、ピストルやライフル、機関銃などを発砲して、その音を録音した。ひたすら発砲していたら、近所の人が通報したのかテロが起きたかと思われて、警察の車が押し寄せたことがあったよ」と振り返った。

会見後に報道陣は同敷地内にある倉庫に招かれ、本シリーズで使用された小道具や衣装を見学。現在、スタッフたちは秋にロサンゼルス郊外で行われる『インディ展』の準備を進めているそうで、倉庫に眠っていた貴重なアイテムが多く披露された。

インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ
価格:13650円(税込)
9月14日(金)発売
発売・販売元:パラマウント ジャパン