『THE GREY 凍える太陽』 (C) 2011 The Grey Film Holdings, LLC.

公開中のリーアム・ニーソン主演作『THE GREY 凍える太陽』の本編映像がこのほど公開され、氷点下の雪山で主人公たちと野生のオオカミが対峙する緊迫感あふれるシーンの一部が披露された。

『THE GREY 凍える太陽』緊迫映像

本作は、飛行機の墜落事故によって、真冬のアラスカ山中に放り出された7人の生存者が、氷点下20度という過酷な環境の中で、獰猛な獣の襲撃に立ち向かう姿を描いたサバイバル・アクション。『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』でもニーソンとタッグを組んだジョン・カーナハンが監督を、リドリー・スコットとトニー・スコットがプロデューサーを務めている。

このほど届いた映像は、雪山でニーソン演じるオットウェイらが仲間割れを起こしていると、どこからか低い獣の唸り声が響いてくる不吉な展開で始まる。焚き火をしている周囲数メートルの外は完全な“闇”という状況下で姿を見せたのは、鋭い牙と俊敏な脚をもつ野生のオオカミ。自らの縄張りを守ることに敏感で、つねに飢えの状態にあるオオカミが姿を見せたことで、それまでの仲間割れムードは瞬時に消え、周囲が“一瞬の判断ミスで命を落とす”という緊迫感に包まれるシーンだ。

映画では、サバイバル生活とオオカミとの対決を通じて人間の“生きる力”が呼び覚まされていく過程がスリリングに描かれており、日本公開初日にはアクション映画ファンだけでなく、年配の映画ファンやカップルも多く来場。名優ニーソンが主演する“人間ドラマ”としても評価されているようだ。

『THE GREY 凍える太陽』
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