“店員の悪乗り”から生まれた絶品肉丼!

屋号に「肉美割烹」とあるように、美味しそうな肉料理を数多用意している。牛筋煮込み、馬刺しユッケ、焼き鳥などなど。酒の飲み放題コース(平日2時間980円)もある。

飲んで食った最後に〆に頼みたいのが、「町田肉バル鶏豚丼」(1,080円)。

「町田肉バル鶏豚丼」(1,080円)

ご飯の上に厚切りチャーシュー、唐揚げ用にタレに漬け込んだ鶏肉を焼いたものを盛り、その上にチャーシューのタレとマヨネーズがかかっている。

マリオさんによれば、チャーシュー丼にネギをかけたものが店の賄いだった。ところが、若いスタッフの悪乗りで、この肉丼が誕生したというのだ。

「『タレに漬けた唐揚げ用の肉を焼いたら旨いんじゃない?』。そう思ったスタッフがやってみたら、信じられないぐらい旨かったんですよ、これが」

焼いた鶏肉をチャーシューと盛り付けたら、もっと旨くなるに違いない。そんなイタズラゴコロというか、デキゴコロで「町田肉バル鶏豚丼」が誕生した。

賄いがメニューに格上げされたため、スタッフは目下新しい賄いを考案中。肉丼を凌駕する賄いが完成した暁には、メニューに登場する日が来るかもしれない。

デカイだけじゃない!繊細なうまさの“アルプス級”パフェ

お祭り騒ぎのこの店で酒池肉林した最後の最後に、どうしても頼みたいデザートがある。鶏の唐揚げがヒマラヤ、富士山なら、デザートは「アルプス響パフェ」である。

マッターホルンのようなモンスターかき氷「アルプス響パフェ」は1580円。

お好みでテキーラをかけてくれる。

練乳とアイスクリームの甘味。テキーラのコク。そんな複雑な味わいが楽しめる、というよりも、アルプス山脈にそびえ立つマッターホルンを征服できるかどうか。それこそ隣テーブルの美女に一口ご相伴いただき、盛り上がるべきである。

ちなみに、飲み放題コースを利用するサラリーマンも多いそうだ。若い奴らに負けじと、宇宙盛りにチャレンジするサラリーマンもいるという。来週にでも宇宙盛り、いっときますか?

和心皆伝 肉美割烹 かいしん
東京都町田市原町田4-11-13
電話042-851-7612
営業/16:00〜2:00(祝前日〜4:00)
宴会コース(飲み放題付き)は1名2020円〜。

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。

 

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