格安4Kテレビとして話題になったドン・キホーテの「ULTRAHD TV 4K液晶テレビ(LE-5050TS4K-BK)」

「ジェネリックREGZA」や「ドグザ(ドン・キホーテが発売する「REGZA」の意)」とあだ名され、異例のヒット商品となったドン・キホーテの4K対応テレビ「ULTRAHD TV 4K液晶テレビ(LE-5050TS4K-BK)」。6月15日の発売から1週間で初回生産分3000台が完売。7月14日に予約を再開したが、追加分の1400台は即日予約終了。ここまで大きな反響を呼んだ理由は、間違いなく、税別で5万4800円、税込みでも6万円を切る価格破壊ともいえる低価格だろう。 仕掛け人であるドン・キホーテのSPA開発本部 SPA推進室 トレンドセレクトカテゴリー 企画・開発課 家電責任者 サブマネージャーの水橋晃司氏と、トレンドセレクトMD開発本部 35GP兼36GPシニアマーチャンダイザー AV担当 マネージャーの寺尾尚之氏に激安価格の裏側を聞いた。

●“6万円切り”は計画通り 価格ありきで開発スタート

PBブランド「情熱価格」でテレビが初登場したのは2009年。「13.3インチ スケルトン地上波デジタルハイビジョンテレビ」を第一弾としてリリースした。14年には大型モデルの販売も開始、以降も新製品の投入を重ねたが「かなり攻めた価格だったが、お客様の反応はいまひとつだった」と水橋氏は振り返る。

「情熱価格PLUS」から登場した今回の4Kテレビは、PBブランドとしてはおよそ1年ぶりの新製品。立ち上がりから「価格ありき」の企画だったという。「スタートした1年前から税込みで6万円を切るという目安はあった」。6万円という価格は店頭で販売している現行モデルから算出した。「2Kの50型モデルが3万9800円(税別)なので、4Kの付加価値を考えると高くてもプラス2万円」と見積もったそうだ。

発売がこのタイミングになったのは、価格調整に時間がかかったこともあるが、それだけが理由ではない。水橋氏は「地上波で4K放送開始の目途が立っていないこともあり、あまり肯定的ではなかった。最近になってインターネット経由で4Kコンテンツを視聴する手段が確立され、それならということで導入に踏み切った」と語る。ストリーミングデバイスの販売が好調であることから、テレビをネット接続して利用する顧客が増えているという判断もあった。