ビックカメラ全店で「ビットコイン」が使用可能に

ビックカメラは7月26日、これまで一部店舗のみだった、仮想通貨「ビットコイン」による決済サービスをビックカメラ全店舗で拡大した。

仮想通貨のビットコインは、個人間で直接送金でき、一般的な通貨・電子マネーとは違い、国や企業が関与しないので、手数料が無料または格安といったメリットがある。また、取引記録を取引台帳に追記する作業に協力すると、見返りとしてビットコインが支払われる。こうした行為は「採掘(マイニング)」と呼ばれ、マイニングによって安全性が保たれているとされる。

ビックカメラでは、日本最大の仮想通貨・ブロックチェーン企業であるbitFlyerのシステムを使用し、4月7日に国内大手小売店として初めて、「ビックカメラ有楽町店」「ビックロ ビックカメラ新宿東口店」の2店舗でビットコインによる決済サービスを試験的に導入。想定よりも利用が多かったことから、6月22日には、同日にグランドオープンした「ビックカメラAKIBA」、7月14日には首都圏外を含むビックカメラ、コジマ、ソフマップの計23店舗、7月21日にはさらにビックカメラ4店舗に導入していた。

7月26日からは、ビックカメラ全店舗と、コジマ、ソフマップの一部店舗で、ビットコインによる決済に対応する。利用上限は1会計につき10万円相当分まで。ビックポイントカードを提示すれば、現金払い時と同等のポイントがつく。