価値観

- 遊びより勉強が大事:97年 36.5% → 17年 58.1% (+21.6pt)
- 勉強より遊びが大事:97年 62.7% → 17年 41.9% (▲20.8pt)

「勉強」と「遊び」どちらが大事? という質問に関しては、「勉強」の方が大事と回答した子どもは1997年では36.5% 、2017年 では58.1%と過去最高となりました。

「好きなのは勉強より遊び」という子どもは多いのではないかと思いますが「大事なのは?」という問いには「勉強」と回答しているのが興味深いですね。

たとえ、あまり勉強がはかどっていないように見えても「勉強は大事」ということはわかっているという事かもしれません。

家族との関係

- お母さんは「尊敬する人」:97年 54.8% → 17年 68.1% (+13.3pt)
- お父さんは「尊敬する人」:97年 59.7% → 17年 61.5% (+1.8pt)

お父さんとお母さんについて「尊敬する」かどうかを尋ねたところ、お父さんは20年前とほぼ結果は変わらず、約6割の子がお父さんを尊敬していると回答。

一方、お母さんを尊敬しているという回答は20年前には54.8%だったのに対し、2017年は68.1%と増え、約7割の子どもが「お母さんを尊敬している」と答え、過去最高に。尊敬度合いでお母さんがお父さんを逆転しました。

家事や仕事を両立するお母さんも増え、そういった背中を見ての回答でしょうか。

大人との関係

- お母さんにぶたれたことがある:97年 79.5% → 17年 48.6% (▲30.9pt)
- 学校の先生になぐられたことがある:97年 18.9% → 17年 1.6% (▲17.3pt)

大人から叩かれた経験について、「お母さん」「先生」に分けて聞いたところ、両方とも大幅に下がり過去最低に。「大人に叩かれる」経験はかなり少なくなっていることがわかります。

確かに教育の現場では「叩く」ということは避けられているように感じます。お母さんが叩くことに関しては、色々なシチュエーションがあるかもしれません。

友達との関係

- 友達の数(平均値):97年 50.7人 → 17年 77.3人 (+26.6pt)

友だちの数について聞いたところ、1997年は「50.7人」、2017年は「77.3人」と+26.6pt増加。過去最高に。

大人になると友達の数と問われるともう少し数は少なくなるかもしれませんが、小学生~中学生が友達と思っている人数は結構多いようですね。