『闇金ウシジマくん』(C)2012真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん」製作委員会

25日から公開された山田孝之主演の映画『闇金ウシジマくん』が、土、日の二日間で、動員5万人、興収7500万円突破の好スタートを切ったことがわかった。本作はAKB48の大島優子が出演し、身体を張った“汚れ役”を好演していることでも話題を呼んでいる。

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“金”をテーマに、裏社会の闇を描き出した本作。メイン館である新宿バルト9の石田マネージャーは「予想を超える動員を見せ、この夏のダークホース作品でした。レイトショーや25時台にもしっかりとお客さんが入ったかと思えば、月曜の夕方に満席になったりもする。他の作品と違い不思議な動きを見せる作品ですね」とコメント。実際に各上映劇場では、夕方から夜の時間帯にかけて動員が急増し、7割以上の劇場で、レイトショーに最高動員数を記録しているという。また、本年度のAKB48が出演している作品の中では、1館あたりの興収アベレージが56万8650円と、他作品と比べて約2倍という高い数字をマークしている。

累計600万部突破の同名コミックを原作に、深夜枠で放送されたドラマを映画化した本作。ドラマ版は、2011年度の邦画テレビドラマ・ランキングで2位(ビデオインサイダー調べ)になるなど、深い時間帯の放送ながらも観客の心をつかんでいたからこそ、夜に友達や恋人と観たい作品という立ち位置を確立したといえるのではないだろうか。

これを受けて、GyaO! では、31日(金)の12時から24時間限定でドラマ版『闇金ウシジマくん』(全話)を無料で配信することが決定している。

本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)と、債務者たちが金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。大島は、出会い系のバイトにはまり、人生が転落していくフリーターを演じている。

『闇金ウシジマくん』
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