歌とアクションで『BLEACH』の世界をたっぷり楽しめるミュージカル

2012.8.31 17:22配信
(c)久保帯人/集英社(c)RMBLEACH REprise製作委員会 (c)久保帯人/集英社(c)RMBLEACH REprise製作委員会

週刊少年ジャンプ(集英社)に連載中の大ヒットコミック『BLEACH』(久保帯人作)を原作に、2005年に初めて舞台化された『ROCK MUSICAL BLEACH』。“ブリミュ”の愛称でこれまで8公演15万人を動員している本作の最新作が、『新生 ROCK MUSICAL BLEACH REprise』と題して8月30日、東京・品川ステラボールで幕を上げた。昨年からは一部を除くキャストを一新し、さらにパワーアップ。法月康平、鯨井康介、大山真志ら若手俳優らを中心に、新納慎也、津田英佑、石坂勇というミュージカル界でもトップクラスを配したぜいたくなキャストが揃った。肩の力を抜いて楽しめながらも、随所に見応えのあるアクションエンターテイメントに仕上がっている。

『新生 ROCK MUSICAL BLEACH REprise』チケット情報

霊感の強い高校生・黒崎一護(法月)は、偶然、死神・朽木ルキア(佐藤美貴)と出会ったことから、悪霊の虚(ホロウ)を退治する“死神代行”の力を与えられていた。そんなある日、一護の住む町に真っ赤な月が昇る。その理由を調査していた死神たちが次々に殺され、闇商人の浦原喜助(大山)は、血に飢えた“罰刀”を持った謎の男・射真(新納)の存在を指摘する。ルキアと仲間の阿散井恋次(鯨井)、日番谷冬獅郎(河原田巧也)、そして京楽春水(石坂)、浮竹十四郎(津田)らが射真の後を追うなか、同行した一護をかばったルキアは“罰刀”の前に倒れてしまう。

舞台は全編にわたり、迫力あるアクションシーンと共に展開。法月は情けないがどこか憎めない主人公・一護を明るくまっすぐに演じ、今回から登場した浦原役・大山が謎めいて艶っぽさも感じさせるのと好対照。女好きの春水を演じる石坂、常に微笑を浮かべている伊達男・十四郎に扮した津田ともども軽いやりとりが笑いを誘い、“死神”とはいえ本作では“仲間”の絆がより強調されている。憎まれ口を叩きながらも互いを思いやる友情がメインテーマなのは少年漫画の王道だが、このミュージカルが多くの人々に愛されている理由もそこにあるのだろう。

物語の終盤、射真の謎が明らかになる場面では、事件の動機となった少女・遥華役の彩乃かなみと新納のデュエットが聞き応え充分。恋次役・鯨井の骨太な存在感、朽木白哉役・太田基裕のクールなたたずまいも印象に残った。本編が終わると、今度は15分ほどのレビューショーがスタート。アップテンポな曲で客席を惹きつける浦原の歌から始まり、十四郎が冬獅郎をいじったり、白哉と恋次が微妙にズレた会話を繰り広げたりと歌の合間にも“お楽しみ”を披露。本作ならではの世界観を最後まで楽しめる2時間半となっている。

公演は9月9日(日)まで東京・品川プリンス ステラボールにて開催。チケットは発売中。

取材・文:佐藤さくら

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