『最強のふたり』(C)2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP

「ぴあ」調査による9月1日公開の映画・満足度ランキングは、フランスで昨年の興収ナンバーワンに輝いた『最強のふたり』がトップに輝いた。2位に“レゲエの神様”ボブ・マーリーのドキュメンタリー映画『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』が、3位に赤塚不二夫原作の人気漫画を綾瀬はるか主演で実写化した『映画 ひみつのアッコちゃん』が入った。

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1位の『最強のふたり』は、年齢も生活環境も異なるふたりの男性が出会い、深い友情を育んでいく姿を描いた人間ドラマ。観客からは「ふたりの掛け合いにお腹を抱えてげらげら笑い、爽快感を味わえた」「ときには先のことばかり考えずに動いてみるのもいい。明日から頑張ろうと思った」「キャストふたりの演技が素晴らしい。前向きに生きる力が伝わってきた」「新しい発見があり、障がい者との接し方を改めて考えさせられた」「この作品の魅力は、感動と笑いに包まれながら話が進んでいく点」「ふたりの信頼関係には、それぞれの人間性が表れていて、外見や人種の違いをこえたハートを感じることができた」などの声があがり、幅広い世代から高い満足度を獲得。公開初日は、満席の回が続出する注目度で、口コミによるさらなる動員増が期待できそうだ。

2位の『ボブ・マーリー…』は、家族や友人、バンド・メンバーによる貴重なインタビューなどでボブ・マーリーの素顔に迫った記録映画。出口調査では「本人の映像を観ながら、時系列で彼の人生をたどれたので、曲の背景を知ることができてもっと好きになった」「厳しい人生の中で平和を願って歌い続ける姿は素晴らしいしカッコイイ」「レゲエの紹介にとどまらず、戦争や人間の根源に関わるテーマを、音楽を通じて紐解いていくので考えさせられた」「レゲエを知らない人でも展開に引き込まれていくのでオススメ」などのコメントが寄せられた。

(本ランキングは、2012年9月1日(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)