「食パンCafe」というものが、今年、出来たそうです。
食パンカフェ! 名前のインパクトがすごいですよね。

「食パン」って身近なものだけど、なぜ「食パン」というネーミングなのか、諸説あって分からないらしいし、「食パン」って言葉の響き自体が、ちょっとホンワカしてて愛すべき存在だし。
「食パン」、不思議な食べ物ですよ…。
だから「食パン料理」って、一体どういう概念なのか、興味がわいたのです。

そこでさっそく「食パンCafe」に行ってみたのですが、JRからも、地下鉄からも、少し歩く距離にあったのでした。散歩気分でテクテク目指しました(あとで分かったのですが、都バスの『小滝橋車庫』のすぐそばでした、バスで行くかたは『小滝橋車庫』を目指してください)。
そんなマニアックな場所なのに、お客さんが道まではみ出てました…!

おしゃれな外観の食パンCafe」。














その日は休日で、店内はパン作りのワークショップということで、メニューはテイクアウトのみ。
こじんまりとした店内(通常、席は7つらしい)は、お客様で満員。ウッディで、スタッフさんがおそろいのバンダナなどをしてて、『はらドーナッツ』『フロレスタ』のような、ナチュラルお洒落系のお店でした。これは女子が好きそうな雰囲気。

それで、買いました、1枚200円の日替わり食パン(フォカッチャ味、ゴマ味)と、秋の彩りクリームシチューグラパン(630円)。(食パンは、常時、3種類ほど、焼いているらしいです)。
近所の公園に移動して、ワクワクとパッケージをあけます。
おお。
こんがり焼いた食パンの中に、クリームシチューがみちっと入っておりました。

横たわる厚切り食パン!












 

その中に、とろーりクリームシチューが!














食べながら…あっ。デジャブー!? と、思い出すことがありました。
台湾の庶民派グルメで、「棺桶パン」という、ちょっと過激な名前のメニューがあるのです。これが、食パンを軽く油で揚げて、中に中華風クリームシチューが入っているというシロモノ。パンがクルトンみたいになってて、美味しいんですが…。

これが棺桶パン。台湾通の方には有名なジャンクメニューです。














それと基本形は同じながらも、「食パンカフェ」のパンは、全然別モノでした。大変に誠実で素朴で、丁寧で真面目。身体に良さそうな味がしたのでした。
パンの耳も、耳っぽくはなく、きちんとした「パン」の味。それだけで何も付けずに食べられる味でした。
お店の公式サイトを見たら、「植物性乳酸菌サラを使い、ていねいに完全発酵させた、発酵食品の健康パンを、毎日焼き上げ提供している、体にやさしい、食パンの店」…と、紹介がありました。やっぱり、こだわりパンなんですね。
 













食パン(ひときれ200円と、少し高級)も、さくさくっと素朴な味でした。店内で売ってたジャムを買っておけば良かった、と、ちょっと後悔しましたけれど。

ああ、このお店、パンプディングやフレンチトーストも絶品だそう。再訪した時は食べてみたいです。
こんにゃくを生地に練りこみ、さらにトッピングをした「こんにゃく田楽トースト」も食べてみたかったですね。

ちなみに店内で食パンを購入することも出来るので、おうちにお土産に買って行って、リベイク(再加熱)して食べることも可能ですよ!

【店舗情報】
食パンcafe
住所:東京都新宿区高田馬場3-37-4
営業時間:火~金 11:00~19:30(L.O.19:00)
土・日 10:00~19:30(L.O.19:00)
月曜定休