不審者から逃げるとき

不審者に声をかけられたら、「断る・逃げる・近づかない」ことが鉄則。

車で追いかけられてしまった場合、ついそのまま逃げてしまいがちですが、それでは簡単に追いつかれてしまいます。車から逃げる場合は、車の進行方向と逆に逃げるようアドバイスするといいでしょう。

また、逃げるときもただやみくもに逃げることはおすすめしません。

事前に、通学路や近所のコンビニ、交番、子ども110番の家などをチェックしておくことを忘れずに。

筆者が近所をリサーチしていて気づいたのは、小売店や個人宅だと、配達中や留守の可能性があるということ。1ヶ所だけでなく、何ヶ所かチェックしておくといいでしょう。

また、最近は、公用車を利用した「子ども110番の車」というものもあります。地名と一緒に検索すると、各都道府県の情報、車に貼られたステッカーのデザインも確認できますので、チェックしておきましょう。

子どもと街を歩くときには常にいろいろなものを見る癖をつけておくと安心です。

防犯ブザーの使い方と止め方、子どもは知ってる?

近年、小学生の必需品となっている防犯ブザー。持たせておけば安心と思っていませんか?危険な目にあったときに、子ども自身が使えなくては意味がないですよね。

みなさんは、この防犯ブザーが実際に鳴るか試したことはありますか?

国民生活センターの調査によると、「7割以上の保護者は、現在使っている防犯ブザーの電池を交換しておらず、約半数の保護者はブザーが鳴るか点検していませんでした」とあります。

使わなくても電池は消耗しますし、新品の防犯ブザーについているのはテスト電池のため、すでに無くなっている可能性もあります。

実は筆者も鳴らしたことがありませんでした。防犯ブザーって大きな音が鳴るので、ちょっと鳴らすのに躊躇してしまっていたんですね。娘も入学当初、学校で鳴らして遊んでいる子がいて、先生に怒られていたので、「鳴らしてはいけないもの」というイメージを持っていました。

せっかくの夏休み、ぜひ防犯ブザーが鳴るかチェックしてみてください。

低学年の場合は、鳴らす練習だけでなく、止める練習も必要です。意外と止め方は知らないものです。大きな音が出るのでパニックになってしまう可能性もあります。合わせて、どんなときに使えばいいのか話し合っておくといいでしょう。

友達と一緒にいるときなら、大声を出したり、ブザーを鳴らしたり、笛を鳴らしたりできるかもしれないですが、不審者が狙うのはやはり一人でいる子どもが多いですよね。

一人でいるときにその判断ができるか、と考えると、なかなか難しいのではないでしょうか。

いかがでしたか?長い長い夏休み。ぜひ、子どもと安全について話し合ってみてくださいね。

 専業主婦からママライターに転身。ママ向けメディアを中心に執筆。得意ジャンルは、バイリンガル子育て、育児、旅行など。2010年長女を出産。長女は、着々とバイリンガルに成長中。趣味は、旅行、クレイセラピー、スイーツデコ、ポーセラーツなど。

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