初の武道館ワンマンライブを行ったU-KISS 初の武道館ワンマンライブを行ったU-KISS

韓国出身の男性7人組グループ・U-KISS(ユーキス)が9月5日、東京・日本武道館で初のワンマンライブを開催し、8000人を熱狂させた。

U-KISSの公演チケット情報

今年の春にZeppツアー、夏にホール・ツアーを行い、集大成ともいえる武道館公演。ピンクのサイリウムで埋め尽くされた客席を眺めながら「こんな広い場所でみなさんと遊べて嬉しいです」(ドンホ)とメンバーも興奮の様子。「最後まで盛り上がる準備はOKですか?」(ケビン)と呼びかけると、場内の大声援に応えるように、メンバーは、日本デビュー曲『Tick Tack』から公演の同日に発売した新曲『One of You』までのシングルや、日韓でリリースしたアルバム収録曲など全24曲を熱唱した。

注目を集めたソロ&ユニット・コーナーでは、それぞれの持ち味を生かしたステージで魅了。フンとケビンは、「一番好きな曲」(ケビン)だという中島美嘉の『雪の華』をデュエット。フンはピアノの弾き語りを披露し、客席もうっとり。続くキソプは、ゾンビに襲われるというドラマ仕立てのパフォーマンスから、自作曲『Vampire』で“ゾンビダンサー”を従えたダンスで驚かせた。そして、イライがYE-YOの『Mad』をカバーし、女性ダンサーとのセクシー・ダンスでファンの嫉妬を煽ったかと思えば、スヒョンはEXILEの『僕へ』と『道』をしっとりと歌い上げて魅了。最後にはアカペラも披露し、「みなさんから感動をもらました」と涙を見せた。コーナーのトリを飾ったドンホとイライは、m-floの『miss you』で大いに盛り上げた。

この日は、学業専念のためグループ活動を一時休止しているAJは、公演には欠席したが、映像コメントがサプライズで公開された。「メンバーを信じています。みんな頑張って! 僕も成長して帰ってくるから、来年必ず会おう!」というAJのメッセージに、何も聞かされていなかったメンバーは口々に「AJに会いたい!」。そして、「AJの分まで素敵なステージを見せます」(スヒョン)と宣言し、『A Shared Dream』を熱唱した。

アンコールでは、12月に東京・愛知・大阪でのファンクラブイベント開催や2013年1月8日(火)より放送開始となるNHK連続ドラマ『書店員ミチルの身の上話』(毎週火曜午後10時55分~)の主題歌に決定したことなどが発表され、ファンも大喜び。そして、ファンに感謝を述べ、「武道館公演ができたのはみなさんのおかげ」(スヒョン)、「こんな僕たちをたくさん愛してくれて本当に恐れ入ります!」(ドンホ)、「心はいつもみなさんの側にいるから浮気は絶対ダメ」(フン)、「これからもU-KISSとKISS me(=ファン)は家族です!」(ケビン)と呼びかけると、『Man Man Ha Ni』のパワフルなステージで締めくくった。