『デンジャラス・ラン』(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

全米興収100億円突破の大ヒット映画『デンジャラス・ラン』の日本公開を記念して、本作のおもしろさを科学的に実証しようと体表温度検査の実験が行なわれ、“本作が興奮してハラハラドキドキする映画である”という結果が出た。

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本作は、CIAメンバーでありながら、組織を裏切り犯罪者となったフロスト(デンゼル・ワシントン)と、名声を得るため彼を護送することになった若手CIA局員が、何者かに命を狙われ、隠れ家から隠れ家へと32時間におよぶ決死の逃避行をするサスペンス・アクション。

実験は、“興奮すると人体は体温を上げる”という学説のもと、40名の観客を対象に行なわれた。サーモグラフィーカメラTH9100MR(NEC Avio赤外線テクノロジー製)を定点で固定し、『デンジャラス・ラン』1時間55分の本編上映を撮影。室内の温度は28度に設定し、被験者の体温を計測した。

その結果、上映開始20分後の劇中でフロストへの拷問が始まるシーンから、体温が上昇しはじめ、40分後、車内で緊迫したやり取りが行なわれる場面では、多くの人に上昇が見られた。さらに中盤の見せ場であるスラム地区を逃走するシーンでは、顔や手の体温にも変化が見られ、クライマックスの戦闘シーンでは最も値が上昇したという。上映後のアンケートでは、24名が「本作を観て熱が入った」と回答。本作で描かれる“危険な逃避行”が、観客をハラハラドキドキさせることが本実験で証明されたようだ。

『デンジャラス・ラン』
9月7日(金)より、TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー