子育て夫婦が「卒婚」を選ぶメリットは「子ども」の存在!

では、ランキングで抜けていた残りの1位と4位、7位を見てみましょう。

1位:子どもへの影響が少ないこと・・・16.8%

4位:それまでの生活を急変させずに済むこと・・・14.6%

7位:姓が変わらないこと・・・10.6%

1位の「子どもへの影響が少ないこと」は、やはり離婚は子どもへの影響が大きく、夫婦間の問題だけでは済まされない一大事であることから、極力避け「卒婚」に留めたいと思う気持ちがそのまま結果となって表れました。

離婚となれば、4位にあるように生活も急変しますし、7位にあるように姓が変わることも多いことから、子どもの生活環境や学校生活への影響を配慮する親の気持ちが表れた結果にもなっています。

やはり子どもがいる夫婦であれば、自分達のことよりも子どもを優先に考えて、離婚よりは「卒婚」を選択した方が良いと考える傾向にあると言えますね。

まとめ

このように、子育て夫婦が離婚ではなく「卒婚」を選択するメリットはそれなりにあることが分かりましたが、そもそも「卒婚」というものがまだまだ社会的にはあまり浸透しておらず、いまいちピンとこない人も多いはずです。

夫婦のかたちとしては「結婚」「離婚」「別居」などがありますが、今回お話した「卒婚」は、そんな夫婦のかたちの選択肢の1つでしかなく、「卒婚」を勧めているわけでもありません。

夫婦にとってどのかたちが良いかは夫婦でしか分からず、他人が分かるはずもないのです。

大切なことは、どんな夫婦のかたちであろうと、お互いが納得してそれぞれが人間らしく活き活きと生きて行ける夫婦のかたちを見つけることです。

どこの家庭でも子どもは夫婦が円満であることを望みますが、「卒婚」というかたちが、子どもにとっても夫婦にとってもベストなかたちであれば、それもありなのかもしれません。

<参照>BizLady離婚ではなく“卒婚”を選ぶメリットは何だと思いますか?

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。