『ファインディング・ニモ 3D』と、製作総指揮のジョン・ラセター(C)Disney/Pixar All Rights Reserved.

日本で公開された海外アニメ作品の中で、史上最高の興行収入を記録した名作『ファインディング・ニモ』。そんな本作が3D作品として生まれ変わり、15日(土)より公開となることを受け、製作総指揮を務めたジョン・ラセターよりインタビュー動画が届いた。

インタビュー動画

本作は、2003年に公開されたディズニー/ピクサーの代表作であるアニメーション作品。オーストラリアのグレートバリアリーフを舞台に、行方不明になった息子ニモを救出するために奮闘する父マーリンとその仲間たちとの大冒険を描き、第76回アカデミー賞では、長編アニメ賞を受賞した。

インタビューの中でラセターは、本作を「これほど3Dに向いている映画はない」と力説。海中世界の奥行きのある世界観や、迫りくるサメのブルースの迫力を例に挙げ、臨場感あふれる映像の魅力について大いに語っている。また、3D効果によって「オリジナル以上に、ストーリーにどっぷり入り込むことができる」とし、よりエキサイティングな体験ができるだろうとも明かした。最後には本作の監督を務めたアンドリュー・スタントンについて、「作品ともどもピクサー最大の誇り」と、その仕事ぶりを絶賛。「3D版で新たな観客に観てもらうのが待ちきれない」とコメントしている。

映画の3D化時代を迎えて、数多くの作品が立体映像で楽しめることになったが、中でも本作はかねてより3D化を待望されていた作品。今なお多くの人々から愛されているあの美しい海や愉快なキャラクターが、どんな新たな世界と感動の物語を見せてくれるのか。ぜひともスクリーンで確かめていただきたい。

『ファインディング・ニモ 3D』

文:渡部あきこ