大久保嘉人(FC東京) (C)J.LEAGUE 大久保嘉人(FC東京) (C)J.LEAGUE

ポドルスキが東京初上陸を果たす。Jリーグ4試合目にして、味の素スタジアムのピッチに立つのだ。

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ここまで3試合、ヴィッセル神戸の背番号10はさまざまな顔を見せた。7月29日、大宮アルディージャ戦ではいきなり2ゴールの鮮烈デビューを果たすと、8月5日・柏レイソル戦ではCB中谷進之介の徹底マークに遭い、動きを封じられた。そんな中迎えた8月9日・鹿島アントラーズ戦は得点こそ奪えなかったが、両軍で最多の5本ものシュートを放つなど、まずまずのパフォーマンスを見せたのだ。

15分に低い弾道のクロスをポドルスキがニアで合わせたが、DFのブロックに阻まれる。するとすかさずこぼれ球に反応し、右足のシュートを放つもGK曽ヶ端準がセーブ。20分には小川慶治朗、大森晃太郎に続き、ペナルティエリア内から連続シュートを放った。48分も巧みなドリブルからシュートを放ち、コーナーキックを獲得、先制点ゲットの流れを生んだ。59分には強烈な左ボレーを放つも、シュートはクロスバーを越えていった。ポドルスキは76分にお役御免となったが、この次を期待させるに十分なパフォーマンスと言えよう。

もちろん、迎え撃つFC東京イレブンは、ポドルスキにゴールを許すつもりはさらさらない。さらにストライカーたちがモチベーションを高めていることだろう。FC東京には2016年ピーター・ウタカ、2013~2015年大久保嘉人、2009・2010年前田遼一と歴代得点王たちがズラリと顔を揃える。

8月9日の大宮戦では、7試合ぶりに先発出場を果たした前田が先制点を決めると、前田に代わって途中出場した大久保がコースを狙った技ありシュートで勝点3を手繰り寄せた。400試合出場の節目で前田は今季初ゴール、大久保は復帰2戦目で今季7点目となった。真夏の連戦の中リーグ戦5ゴールのピーター・ウタカをベンチで休ませられたのも大きい。

第15~17節の3連敗の後、3試合連続ドローと勝点3が遠かったFC東京は7試合ぶりの白星を勝ち取った。ふたりのエースのゴールは、浮上のキッカケにぴったりだ。

8勝6分7敗・勝点30で暫定10位のFC東京と9勝2分10敗・勝点29で11位の神戸。過去5年間の対戦成績は4勝2分3敗、J1での通算成績は13勝9分7敗とFC東京がリードする。果たして、30回目の対戦を制するのはどちらか。『明治安田生命J1リーグ』第22節・FC東京×ヴィッセル神戸は8月13日(日)・味の素スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。