チェキを手にアピールする武智志穂さんらとチェキフォトグラファーの米原康正さん

富士フイルムは、インスタントカメラ「チェキ」の新製品「instax mini 8 チェキ」を11月9日に発売すると発表した。

発表会では、富士フイルムの山元正人イメージング事業部長が「世界でたった1枚のプリント、その場で共有できるわくわく感、すぐにアレンジできるなど、インスタントカメラには、デジカメにはない魅力が詰まっていることをお伝えしたい」と「instax mini 8 チェキ」を紹介。「せかいで一番“カワイイ”インスタントカメラ」がコンセプトの新製品は、横116.0×縦118.3×奥行き68.2mmと、従来機から10%小さくなった。価格はオープンで、実勢価格は8000円前後の見込み。

山元事業部長は、「デジタルカメラが主流のいま、インスタントカメラは、かえって新鮮に受け止められている。デジタル写真は、SNSやクラウドサービスなど、バーチャルにやり取りでき、写真の楽しみ方を広げている。一方でインスタントカメラは、その場で写真を見せたり、プレゼントしたりできて会話が弾む。このリアルコミュニケーションの楽しさが、アナログプリントを知らない若い世代に受け入れられている」と話した。

「instax mini 8 チェキ」は、購入層となる10~20歳代の女性を意識した5色のカラー展開。ホワイトとブラックのほか、パステル調のブルー、ピンク、イエローが揃う。発表会には、チェキフォトグラファーの米原康正さんと、カラーごとのイメージキャラクターとして、ファッション誌で活躍する武智志穂さん、ゆらさん、青柳文子さん、Unaさん、瀬戸あゆみさんの5人のモデルが駆けつけた。

瀬戸あゆみさんは「トイカメラみたいにボケが楽しめる」、ゆらさんは「すぐにプリントできて写真が見られるところが楽しい」など、チェキのお気に入りポイントを述べた。「instax mini 8 チェキ」は、撮影場所に合わせて、「屋内・夜間」「曇り・日陰」「晴れ・薄雲」「快晴」の4段階で明るさを感知。ランプが点灯している「明るさ調整ダイヤル」に合わせると、最適な明るさで撮影できる。

新機能として、レンズの絞りを3分の2段開放できる「ハイキーモード」を搭載。女性好みの明るくて柔らかい雰囲気の写真を撮ることができる。

富士フイルムは、9月22・23日の両日、「instax mini 8 チェキ」の体験イベントを原宿で開催する。発表会に登場したモデルやチェキフォトグラファーの米原康正さんが参加する予定だ。イベントの詳細は、スペシャルサイトで紹介している。