強い紫外線や乾燥など、夏に受けたダメージが原因で、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が正常ではなくなってしまった肌を、「夏枯れ肌」といいます。

夏枯れ肌をそのままにしていると、本格的な乾燥の季節・秋になったときに、肌にダメージが見られやすくなります。

そうならないためにも、今から対策をしておきたい!

今回は、肌がきれいな女性たちに、秋になる前からやっている「夏枯れ肌」対策を聞きました。

1. 刺激の少ないクレンジング剤を使う

「普段使っているクレンジング剤と違うものを使っています。いつもはホットクレンジングジェル派ですが、夏の後半からはミルクタイプのクレンジングにチェンジ。

夏はとくに紫外線を浴びて肌が傷んでいるので、刺激が弱いクレンジング剤を使って、肌への負担を最小限に抑える目的があります」(29歳/秘書)

紫外線が気になる夏は、強力な日焼け止めを塗ることも多いです。それはクレンジングでしっかりと落とすことが大事。

しかし、紫外線が強くなる5月頃から、ダメージを蓄積し続けた肌に強力なクレンジング剤を使うと、肌がますます傷んでしまい、夏枯れ肌を引き起こしてしまうことに。

肌にやさしいタイプのクレンジング剤を選んで、こすらずていねいに、やさしくケアするのがコツです。

2. メイクを薄めにする

「夏はしっかりメイクしたとしても、どうせ汗で落ちてしまいますよね。なので、基本は薄いメイクです。愛用しているウォータープルーフのマスカラすら封印(笑)。

肌はSPF30くらいの下地のみで、眉とアイシャドウ、アイラインを描くくらいでしょうか。移動中は日傘をさしていますし、屋内での仕事なので、あまり強い日焼け止めは必要ないかなと考えています。薄メイクにしておくと、クレンジング時に肌への負担が少なくなるのでおすすめです。

いくら気をつけていても、紫外線や乾燥で肌は傷んでいるので、これ以上刺激を与えたくない……そう考えていてたどり着いた方法が『夏こそ薄メイク』でした。3年ほど続けていますが、秋になって一気に肌が衰えた、みたいなことにはなっていないですね」(35歳/スポーツインストラクター)

メイクをするならクレンジングは必須。でも、メイクが薄ければ、クレンジング剤は少量で済みますし、メイク落としにかける時間も減らせます。

それだけ肌をクレンジング剤で刺激する時間が少なくなる、ということ。結果、肌に与える刺激も減らせて一石二鳥です。