ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、携帯型エンタテインメントシステム「PlayStation Vita(PS Vita)」プラットフォームの普及、拡大に向け、端末とサービスの拡充を発表した。

年末に向けて、PS Vitaの3G/Wi-Fiモデル「PCH-1100シリーズ」、Wi-Fiモデル「PCH-1000シリーズ」に、要望が高い「コズミック・レッド」「サファイア・ブルー」を追加するほか、周辺機器のインナーイヤーヘッドセット「PCH-ZHS1」(2800円)とポーチ「PCHJ-15014」(1800円)を11月15日に発売する。また、11月以降は、すべての「PS Vita」本体商品に「ARプレイカード」を付属して商品を出荷する。

サービスでは、10月中旬にソニーの電子書籍アプリケーション「Reader」が配信するコミックコンテンツに対応。「PS Vita」から直接コミックが購入できるようにする。さらに、11月からは、定額制サービス「PlayStation Plus」に対応する。オンラインストア「PlayStation Store」にアクセスし、「PlayStation Plus」の利用権を購入することで、ゲームタイトルのフリープレイ、コンテンツ購入の際のディスカウントなどのサービスが「PS Vita」で利用できる。利用権は、30日500円。

そのほか、10月3日からは、「PlayStation Certified」デバイスのAndroidスマートフォン/タブレット端末に対応し、「PlayStation Store」でダウンロードしたゲームが楽しめる「PlayStation Mobile」が利用できる。ソフトメーカー各社、SCEワールドワイド・スタジオ(SCE WWS)が制作したアクション・アドベンチャー、パズル、スポーツ、シミュレーションなど、約30の専用コンテンツを用意する。価格は50~850円。

同時にSCEは、「PlayStation Certified」デバイスに、シャープと富士通が加わることを発表した。今後、「PlayStation Certified」デバイスの拡充、配信コンテンツ、対象国を拡大していく。