3.キングソフトが高木浩光氏に「ネット上での評判形成」を依頼し、炎上

http://togetter.com/li/372520より
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無料セキュリティソフトを販売するキングソフト株式会社が、セキュリティの専門家である高木浩光氏に「ネット上でのポジティブな評判形成」を依頼し、大炎上しました。

事の発端は、高木氏がTwitterにて「こんなメールが来た」とキングソフトから送られてきたメールを公開したこと。

そこには、同社が販売するセキュリティソフトの評判形成を高木氏に依頼する内容が書かれていたのでした。

「評判形成」といえば聞こえはいいのですが、要するにこれは「キングソフトのセキュリティソフトをブログやTwitterなどで褒めてほしい」というステルスマーケティングの依頼です。

当然、高木氏がこの話に乗るわけはなく、Twitterにて依頼メールの全文が公開されるという事態に。この一件はTogetterにてまとめられ、あっという間にネット中に拡散。最終的にキングソフトは正式にリリースを出して謝罪を行ったのでした。

ネットにおいてステルスマーケティングは「ステマ」と呼ばれ、もっとも忌み嫌われる行為の一つ。ポジティブな評判を得たいという気持ちはわかりますが、焦ってステマに走るのではなく、きちんと品質を向上させ、ユーザーの声に誠実に応えるという地道な努力ことが、結果的には最良の結果につながるのではないかと思います。