イベントに登壇した(写真左から)飛鳥昭雄氏、三上丈晴氏

SF映画『アイアン・スカイ』が20日、公開に先がけてニコニコ生放送で企画番組を放映。ゲストに月刊情報誌『ムー』の編集長・三上丈晴氏と、漫画家でありサイエンス・エンターテイナーの飛鳥昭雄氏が登場し、“ナチスがUFOを開発していた”“月にはアポロ到着時にすでに人が住んでいた”などの噂を検証した。

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本作は、第二次世界大戦後に月へ逃亡し、第四帝国なる王国を築いたナチスが再び地球を侵略しようとする様を描いた物語。その前代未聞のアイデアが話題を呼び、すでに続編・前日譚の製作も決定している。

UFOや異星人、怪奇現象などのオカルト全般を扱う雑誌『ムー』の編集長である三上氏は、本作に登場するナチスが開発したUFO・ハニナヴは実在するものなのかと聞かれると、「もちろん実在する。型が1から4まであるのは確認されている。実際は見たことないけれどね」と自論を展開。飛鳥氏も、「アダムスキー型と呼ばれるのがいわゆるUFOの原型とされている。丸窓があり、スカートがついていて、下に丸い足がついたもの。映画に出てくるのはそれの進化型だね。この映画に出てくるのは5型かもしれないね」と同意見のようだった。

映画で描かれている内容を“オカルト”という視点で討論する2人はさらに白熱。本作の主人公である女性仕官・レナーテの実際のモデルが存在するという噂について三上氏は、「結構有名な話だよ。生きてたらかなりご高齢だけど。レナーテの父親役の人の顔はアインシュタインにすごく似てるじゃない? アインシュタインってユダヤ人なんですよ。その娘ってことは…? ヒトラーも実はユダヤ系の血を引いているんですよ」とコメント。さらには、本作の映像の中でバイクで月面を走るというシーンについて飛鳥氏は、「月には“レアメタル”という特殊な金属があって、それを使って兵器や乗り物を作れば重力に対応したものができるんだ。だから『アイアン・スカイ』はそれを見越してそういうシーンを描いているということになる。この映画では真実しか描いてないんだよ!」と力説していた。オカルトの専門家が着目する本作で、どんな事実が描かれているのか気になるところだ。

『アイアン・スカイ』


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