6.トングはきれいに使い、元の位置に戻す

トング(料理を挟んでつかむ道具)は、みんなで使うもの。ソースなどがべったりついたままにしないよう、なるべくきれいに使いましょう。

トングの置き場所が用意されている場合、使用後のトングは料理の大皿に置かず、元の位置に戻しましょう。

子どもが自分で取りたがる場合、自立心を尊重し、やらせてあげたいものですが、周囲の状況を見て。時間がかかりそうな場合や、明らかに子どもひとりで取るのが難しい場合、親がサポートをしてビュッフェ台の流れを止めないようにしましょう。

7.基本、シェアはしない

ビュッフェ料理は、自分で食べる分だけを取ります。大皿料理のようにたくさん盛り、みんなでシェアして食べる、ということをしません。これは、子どもがいても同様。子ども専用の一皿を用意してあげると、子ども自身も喜びます。

時折、立食パーティなどのビュッフェで、他の人も食べるだろうと気をきかせ、たくさん盛ってきては「よかったら食べて」と勧める人がいますが、これはありがた迷惑。各自、食べたいものは違います。

大皿風に盛った料理がいつまでもテーブルにあるのも見苦しいもの。自分の食べる分だけを取る、を心がけましょう。

8.皿は毎回、新しいものを使う

ひと皿を食べ終え、新たに料理を取る際は、毎回新しい皿を使いましょう。食べ終えた皿を、もう一度持っていくということはしません。食べ終えた皿は、サービススタッフが下げやすいよう、テーブルの隅に置いておけばOKです。

また、台に備え付けの皿やカトラリーが、子どもには大きすぎて食べづらい場合、サービススタッフに、小さな取り皿や子ども用のフォークなどがないか、確認しましょう。大抵の場合、用意してくれます。

9.皿に取った料理は、残さず食べる

好きな量を食べられるのが魅力のビュッフェ&食べ放題。だからこそ、大量の食べ残しをしないよう、十分に注意しましょう。

料理を取るときに、残さず食べることを伝えましょう。こんなとき、子どもはつい、加減がわからず「全部食べる!」と言っては、たくさんの量を取ろうとしがち。

本当に食べられる量なのか、親がバランスを見つつ、無理そうだと思う場合は「一回食べてみて、まだ食べられそうだったら、また来ようね」と、上手にコントロールしてあげるといいでしょう。

まとめ

以上、ビュッフェ&食べ放題のマナーでした。

ママは日々の料理から解放され、子どももウキウキするビュッフェ。家では出さない食材があったら食べさせてみるなどして、親子で楽しんでくださいね。

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。