リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス) (C)F.SANO リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス) (C)F.SANO

『ジャパンラグビートップリーグ2017-2017』第2節にして、今季の勢力図が見えるカードが組まれた。NTTコム×東芝だ。

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東芝と言えば、トップリーグ最多の優勝5回を誇る名門である。初年度の2003-2004季から2015-2016季まで常に3位までに入る驚異的な好成績を残してきた。しかし、ご存知のように、昨季は9位に沈んだ。6勝9敗と大きく負け越したのだ。今季、名門復活のための補強はない。各チームが10名近い新加入選手を補強しているのに対し、東芝はふたりのみ。外国人選手はゼロ、ハーフ団の大卒ルーキーのみだ。

東芝が低迷する中、グレードを上げてきたのがNTTコムである。昨季は5位と最高位をマーク。9勝6敗と勝ち越した。第9節では34-29で東芝に勝利。2015-2016季に続き、東芝戦2連勝を飾った。さらに今季はFL金正奎主将をはじめ、SO小倉順平、LOヴィリー・ブリッツ、NO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコがサンウルブズに参戦し、経験を積んだ。4年目を迎えるロブ・ペニーヘッドコーチも「今季はトップ4を目指します。今季もシャイニングアークスの歴史を塗り替えます」とキッパリ。

開幕前、風はNTTコムに吹いていた。だが、NTTコムがリコーに13-17で敗れ、東芝はNECに20-0と完勝したのだ。もちろん、相手の力量は異なる。リコーはNTTコムとともに4強を脅かす存在と目され、NECはSH茂野海人、SO田村優ら主力がチームを離れ、戦力ダウンを余儀なくされた。

それでも、東芝の完封勝利は今季を期待させるに十分と言えた。8月19日のゲームは雷雨のため、ハーフタイムを含め1時間半中断した難しい試合だった。そんな中、4年ぶりとなるシャットアウト勝ちを決めたのだから、これを期待するなと言うのが無理な話である。東芝に勝って浮かれた雰囲気はない。試合後、「優勝するためには、まだまだ不満が残る試合」とFLリーチ マイケルが課題を語れば、瀬川智広監督も「まだ立ってボールをつなぐ東芝のラグビーはできていない」と反省点を口にした。勝ってかぶとの緒を締める姿勢もよしだ。

果たして、第2節でNTTコムが立場は逆転したことを証明するのか、東芝が逆襲を見せるのか。NTTコム×東芝は今季の勢力図を知るものさしと言える。

もうひとつのカードも今季の試金石となる一戦である。リコー×サントリー。開幕戦で見せたリコーの強固なディフェンスは本物か。王者サントリーとの対戦で、リコーの立ち位置が見えてくる。

『トップリーグ2017-2018』第2節・NTTコム×東芝、リコー×サントリーは8月25日(金)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。

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