〆切に追われていることを表現してみた
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実際どのようなシーンで使うと楽しいのか。漫画カメラを開発した株式会社スーパーソフトウエアの渡部さんから話を伺った。

「家族や友達同士で撮影し合って思いもよらない写真を撮ったり、逆にフレームにあった写真を狙って撮ったり、大勢でワイワイ使っていただくのが楽しいと思います。もちろんソーシャルメディアに投稿するのもウケると思います。お父さんの機嫌が悪いとき、娘さんと仲良くなりたいとき、学校や飲み会など、ワーッと盛り上がりたいときに使ってもらいたいという思いを込めて作りました」

「漫画っぽくなるから」という機能のおかげで、写真を撮るのにも照れがなくなりそう。

 

漫画は日本のカルチャー!世界に広げたい

女の子っぽいフィルターで撮影してみた
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私も実際に使ってみた。とはいっても「自撮り」だけれど……。あまり写真写りが良くないタイプなのだが、漫画っぽい写真に「加工」されることで、写りの悪さがキレイにごまかされている感があっていい。またメークをしていてもしていなくても、それなりにいい画ができる印象(※すべてノーメークで撮影)。「ユニークな写真が撮れたよっ!」というライトなノリで、写真も公開できる気がする。

写真が苦手でも抵抗がなくなる、ナイスなアプリを開発してくれたことに感謝したい。開発にいたった経緯を渡部さんはこう語る。

「人物や雑貨をただ写真に撮るだけだと正直面白くありません。変な顔をして撮れば話は別ですが、テンションを保つのが難しいですよね。普通に撮影するだけで面白い写真になるといいな、とあるとき思い立ったんです。日本の文化の1つである漫画を世界中に広げたい、という思いもありました」

小さな子どもからかなりの大人まで、老若男女問わない幅広い層に使われているのは、漫画という世代を超えてウケるカルチャーがもとになっているからだろう。

今後はアプリ機能のバージョンアップやフレームの追加にとどまらず、漫画家とのコラボなどを企画中だという。9月21日には早速、非日常体験プレゼントサイト「Amaze(アメイズ)」から、「漫画家『佐藤秀峰』があなたの写真を漫画化してくれる権利」を1名にプレゼントするキャンペーンを開始している。

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