会見に出席した、(左から)クリストファー・ノーラン監督、岩田剛典

 映画『ダンケルク』来日記者会見が24日、東京都内で行われ、7年ぶりに来日したクリストファー・ノーラン監督、ゲストとして岩田剛典(EXILE/三代目J Soul Brothers)が出席した。

 本作は、海の町ダンケルクを舞台に、追い詰められ撤退を決断した英仏軍40万人の、民間船もが救助に関わった史上最大の救出作戦を描く。初めて実話に挑んだノーラン監督は「お客様に当事者であったかのように感じてもらえるような、主観的に見える映画を作りたかった。史実に基づいた映画は初めてだったので徹底的にリサーチしました」と自信をのぞかせた。

 ノーラン監督のかねてからの大ファンだという岩田は「感激です。自分は表現者である前にひとりのノーランファンでしかない」と目を輝かせ、映画の感想を「いい意味でノーランぽくない作品なのかと思った。でも“ノーラン節”じゃないけど、始まってすぐ5秒くらいで戦場に連れて行かれるというか。自分があたかも戦場にいるかのような疑似体験をさせてもらえる。最後に…危ない、興奮のあまりネタバレになりそうだった」と熱っぽく語り、ノーラン監督を笑わせた。

 岩田は「連日世界各国を飛び回って映画のことばかり聞かれていると思うので」とノーラン監督をねぎらいつつ、「日本で訪れた場所で好きなところ」を質問。ノーラン監督は7年前に『インセプション』で来日した際、「前回は家族と来たので新幹線に乗って京都の旅館に泊まりました。子どもたちが木の刀を買ったらしいのですが、刀で障子に穴を開けてしまったそうです。でもいい思い出になったようで、また来たいと思います」と明かして和ませた。

 最後にサプライズでノーラン監督からサイン入りの映画脚本を贈られた岩田は「え、本当ですか。めちゃくちゃうれしいです。いま、童心に帰りました」と大喜びしていた。

 映画は9月9日から全国ロードショー。

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