■ヴィジュアル系文化という中途半端なガラパゴス

バンギャルの聖地・神宮橋から愛をこめて
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ヴィジュアル系シーンは、外部からみたらわかりづらい部分もかなりあります。

たとえば、ライブ中のファンの動きひとつとっても「咲き」や「折りたたみ」「手扇子」「ネオ手扇子」など、単語だけでは何がなんだかよくわからないですし、(これはアイドルのオタ芸文化に近いものがあると思います)
ヴィジュアル系というジャンルの中でもまた「コテ系」「オサレ系」「キラキラ系」「密室系」などなど、
数えきれないほど細分化し、明確な定義もそもそも存在しないので「人によって解釈が違う」という現象が発生します。

そうやって閉鎖的な文化に見える一方、世間の流行も節操無く取り入れることも多いので、
(ちなみに先日わたしはAKB48の「チームB推し」の替え歌をやっているバンドをみました)
もうどんどんカオスなことになっていってます。

「バンギャルちゃんの日常」ではそういったわかりづらいシーンの状況も、
作者のめんまさんの視点でフワッとおもしろく解説しています。
「ヴィジュアル系にはあまり興味が無い」「昔はヴィジュアル系をよく聞いていたけど…」という方でも、
おもしろく読めるのではないでしょうか。個人的にはアイドルファンの方の感想が知りたいですね。

そして単行本描きおろし漫画では、長い間ヴィジュアル系バンドのライブの警備をしていることで(一部ファンの間で)有名な、株式会社テックス社長・伊藤さんが登場しています。
ヴィジュアル系黎明期からバンドとファンの関係を(文字通り)支え続けた伊藤さんの視点から見たヴィジュアル系の歴史に思わず感動してしまいます。

ちなみにもうひとつの単行本描きおろしの鼎談漫画には、
有名バンギャルテキストサイト管理人柿原華子さんと一緒にわたし、藤谷自身も参加しています…!(※ステマ)

そして次回更新記事には、蟹めんまさんご本人が登場!
スペシャルゲストも…?
バンギャルの聖地・神宮橋から愛をこめて・・・カミングスーン・・・†


『バンギャルちゃんの日常』
蟹めんま (著)
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『バンギャル ア ゴーゴー(1)』
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『黒うさぎたちのソウル』
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『おっかけ!』
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【V系】いつからバンギャルになった? [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/9581 ]


【関連サイト】
蟹めんまのバンギャル漫画
the秘密のバンギャルちゃん/所テン子

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