ビックカメラ(宮嶋宏幸社長)とユニクロ(柳井正会長兼社長)は、9月27日、新宿駅東口前に新形態の店舗「ビックロ」をオープンした。

オープニングセレモニーでは、ビックカメラの宮嶋社長が「ビックロのコンセプトである『素晴らしいゴチャゴチャ感』を訴えていく」と挨拶。「1階に設置した当社のテーマゾーンで新製品や特価品を揃えるなど、各フロアで趣向を凝らした。お客さまに楽しんでもらいたい」とアピールした。

続いて、ユニクロの柳井会長兼社長が「商売人として、このような店をオープンすることになったのは非常にうれしい。ビックカメラさんと組んで、今までにないユニクロ、今までにない店として、日本を元気にする。そして、日本一の立地で日本一売っていく」と意気込みを語った。また、「このコラボレーションが成功すれば、日本だけでなく、ニューヨークやパリなどでも展開していく」との方針を明らかにした。

地下3階から地上8階の「ビックロ」は、店舗面積が約1万5000m2。1階がユニクロとビックカメラの両社が展開するフロアで、地上2・3階がユニクロ、地下3階から地下2階と地上4階から地上8階がビックカメラとなる。それぞれのフロアでは、ユニクロの商品を身にまとってビックカメラの商品を携帯するマネキンを設置するなど、お互いの商品を組み合わせた展開を行っている。

ビックカメラとユニクロは、「ビックロ」を家電量販店と衣料品店という異業種がコラボレーションした新しいタイプのショッピングスポットとして、東京・新宿の新名所として確立。さらに、このコラボレーションを世界に発信する。まずは、オープン直前に約4000人が行列をつくるという幸先のいいスタートを切った。