【パートナーをもたない未婚者の割合】 ⇒恋に消極的なのはプレッシャー世代だけじゃない?
全世代的にパートナーをもたない未婚者の割合は増加傾向にあり、プレッシャー世代特有の傾向とは言い難いことがわかる。/国立社会保険・人口問題研究所「出生動向基本調査」より


「プレッシャー世代が高校生だった当時、『ギャル文化』全盛時代でした。ギャルのコミュニティでは『性に奔放であること』がステータス。私自身、当時は周囲に流されて焦りを感じていたのを覚えています。ところが、ギャル文化が廃れるのと同時にそのムードからも解放されて、『別にセックスはしなくてもいいや』『簡単にセックスをする女性は恥ずかしい』と、価値観が一転しました」

男性が女性を「オトす」ことが当たり前だった従来の恋愛と、女性が男性を「狙う」ギャル文化の恋愛。その両方の恋愛観を目の当たりにして育ったプレッシャー世代は、従来とは異なる恋愛スタイルを確立しているようだ。

「かつては『女性には性欲がない』という誤った考えが存在していました。ところが、高校時代にその幻想を打ち破ったプレッシャー世代の男性は、女性にも性欲があることを思春期のころから知っています。また、女性も必要以上に隠さなくていいのだと考えるようになりました。その結果、男女どちらかだけが積極的なこれまでの恋愛とは異なる、男女間のバランスがとれた自然体な恋愛環境が築かれていると思います」

恋愛の社会的ルールに囚われなくなったプレッシャー世代。彼らは、無理をせず、また焦ることもない、独自のスタイルで恋愛を楽しんでいると言えそうだ。