日本の魔法瓶メーカー、本社はなぜ大阪に?

今年のIHジャー炊飯器の秋商戦では、お米の「炊き分け」機能が争点の一つになっている。多くのメーカーが銘柄やブランド米別に炊き分ける機能を搭載するが、象印マホービンの「わが家炊き」は、家族ごとのご飯の好みに進化する点が特徴だ。

独自の「炊き分け」の考え方

「ご飯の炊き上がりの好みを毎日、自分で評価 していくことで、そのご家庭の理想的な炊き上がりや粘り、味に近づく」。象印マホービンの後藤譲マネージャーが語るように、同社の炊き分け機能の考え方は独創的だ。

通常は米の品種やブランドに応じた炊き分けメニューを搭載するのが一般的だが、同じ品種で炊いても、かたさややわらかさ、もちもち感やしゃっきり感の好みは千差万別。そこで、象印の「わが家炊き」は、炊飯後にご飯の感想を入力することで、その家族ならではのこだわりの炊き上げを追及していくことができる。購入者の半分のユーザーが使っている満足度の高い機能だ。

最新モデルの圧力IHジャ ー『極め炊き』南部鉄器 極め羽釜NW-AT10に搭載した「わが家炊き」は、121通りの選択肢はそのままに、その面積を約5倍に広げた。従来よりもはっきりとしたかたさややわらかさ、粘りやしゃっきり感の違いが楽しめるようになった。

最大1450Wの大火力と「南部鉄器」の相性

内釜に使用する南部鉄器は、鉄を素材にした鋳物であるため、発熱効率や蓄熱性が高い。鉄を表面にだけコーティングしたり積層した内釜とは違う。

最大1450Wの大火力をずっと維持しながら、最大1.5気圧の圧力を加えて炊いても吹きこぼれずに、熱をしっかりとご飯に伝える。ご飯のおいしさを追及する専業メーカーならではの火力へのこだわりがある。

※『BCN RETAIL REVIEW』2017年9月号から転載

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