モチロン精神科のクリニックで処方されたお薬の力もあると思いますが、
『とにかく人にちゃんと頼って睡眠時間を1分1秒でも多くとること』で
ワタシは確実に元気になっていきました。

それを毎日傍で見ていた旦那も、
「最近のChacco、変なピリピリが減って落ち着いたね~」と言い、

ワタシは「そ…そっかな~?今でもまだ気分の波はあるよ~?」なんて
照れ隠しで返答してしまいましたが、

――旦那のこの言葉をワタシはずっと聞きたかったんだ!
“頑張らない”ために頑張って、本当によかった!――


そしてムスコは完全ミルク育児の「粉ミルクは腹持ちがイイ説」のおかげか、
夜中に空腹でギャン泣きすることが少しずつ減っていき、
なんと生後3カ月のある日、夜の12時に寝かしつけたら朝の6時まで一度もムスコが起きないという奇跡が起こったのです!

あまりにも嬉しすぎて、

「うわぁあぁっ、寝て起きたら外が明るいなんて何カ月ぶりだよぉぉおおぉお!!」

って朝から雄叫びあげましたよワタシ…。

 

もうその頃には徐々に減らしていったヘルパーさんの回数も「週に2回1時間」くらいで大丈夫になり、
家事と育児を“手抜き”しつつも、しっかり眠った体で何とかこなせている自分に自信を持てるようになりました。

 

――そして『育児の寝不足問題』が解決していくと同時に
ワタシはようやく

「ムスコが食べちゃいたいくらい可愛くてしょうがない!」
「泣いてる時のブサ可愛い顔がたまらない!」
「今日はお散歩中いろんな人に可愛がってもらって嬉しかったな!」
「バウンサーが気に入ったときの写真、じぃじとばぁばに今度見せてあげよう!」

…そんな当たり前の育児の喜びや楽しさを
やっと笑顔で感じられるようになっていったのです。

つづく

フォトギャラリー「夫婦愛の破壊と再生」編 ~産後うつとの戦い~

 大手出版社から単行本を数冊発表し、現在は休業中の(元)漫画家。アシスタント業をメインにしながら、主婦業とお母さん業でも大忙しの毎日。夫である鈴木妄想とオタクトークで燃え上がるのも日課。息子の笑顔と各国アイドルのPVを見て癒されている。

「ハピママ*」更新情報が受け取れます
バックナンバー