毎日、しっかりと眠っているはずなのに、朝起きるとなんとなく体がダルい、疲れがとれない。そんな人はもしかしたら、「眠りの質」がイマイチだからかもしれませんよ。そんなアナタに「上質な眠り」を得るためのコツとアイテムを紹介します。 

「人は眠っているとき、『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』を周期的に繰り返しています。レム睡眠では眠りは浅く、脳は起きている状態ですが、体の筋肉は緩み、休息に入ります。ノンレム睡眠では脳が休息をとるために、脳の体温が下がって成長ホルモンが分泌されます。このとき、新陳代謝が進み、傷ついた細胞が再生されるのです」
そう教えてくれたのは、安眠ドクターの大谷憲さん。疲れを回復するためにはノンレム睡眠が重要なんですね。
「レム睡眠とノンレム睡眠は90分で1セット。レム睡眠は1回目が5分、2回目が10分……とだんだん長くなっていく一方、ノンレム睡眠は1回目がもっとも深い眠り。また、成長ホルモンが分泌されるのも1回目のノンレム睡眠のときだけです。疲れをしっかりと癒やすためには、最初の90分の眠りの質を高めることが重要なのです」
疲れを蓄積したままでは、仕事のパフォーマンスも落ちてしまうもの。ぜひとも知っておきたい、「上質な眠り」を得るためのコツを大谷さんにお教えいただきました!